日向坂46、FRUITS ZIPPERらが横浜アリーナの観客を魅了! ニッポン放送『オールナイトニッポンX』スペシャルライブ開催
ニッポン放送『オールナイトニッポンX(クロス)』(毎週月〜木曜日、深夜24:00から放送中)のライブイベント<ニッポン放送開局70周年記念 オールナイトニッポンX(クロス)スペシャルライブ2025>が、2月11日(火・祝)に横浜アリーナで開催された。
高橋文哉、キタニタツヤ、日向坂46という担当曜日の枠を超えた個性豊かなパーソナリティが集結し、さらにスペシャルゲストとしてBUDDiiS、FRUITS ZIPPER、IS:SUEも出演。ライブパフォーマンスはもちろん、このイベントならではのスペシャルな企画をくり広げた。
本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
オープニングVTRが明けると、まずイベントの総合MCを担当する火曜パーソナリティの高橋文哉が登場。“行くぞ、横浜アリーナ!”と叫び、テンション高く花道を駆けながら自己紹介をする。そして高橋に呼び込まれて、月曜パーソナリティのキタニタツヤと木曜パーソナリティの松田好花(日向坂46)もステージへ。3人の最初のひと言は、なんと“初めまして”。昨年3月に行なわれた『オールナイトニッポン』のパーソナリティ発表記者会見でキタニと松田は会っているものの、高橋は会見に参加できなかったため、今日が初対面であった。しかし、早速“フリートークのネタがない時、どうしていますか?”など、“ラジオパーソナリティあるある”を展開し盛り上がり、3人揃って“オールナイトニッポンX(クロス)スペシャルLIVE 2025スタート!”とタイトルコールを行ないスペシャルなイベントがスタートした。
ステージのトップバッターを飾るのは、IS:SUE。『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のファイナリストで結成され昨年6月にデビューしたグループで、『オールナイトニッポン』では、去年9月に『オールナイト ニッポン0(ZERO)』、昨年12月に『オールナイトニッポンX(クロス)』と2度パーソナリティを務めている。その時を振り返り“初めての深夜ラジオで、みんなテンション上がったよね!”と語るNANO。また、RINOはラジオに強い思い入れがあるようで、“小さい時に、お姉ちゃんと一緒にラジオ番組を作っていました(笑)。ずっと身近にラジオがあったので、ラジオリスナーのみなさんの前でパフォーマンスすることができて本当に嬉しいです!”と喜んだ。
そんなIS:SUEは“トップバッターとして、しっかり会場を温めたいと思います!”とのYUUKIの意気込み通り「Butterfly」「Tiny Step」「CONNECT」「Breaking Thru the Line」「THE FLASH GIRL」「come again (Original by m-flo)」の6曲で会場の熱気を一気に上げた。
総合MCの高橋文哉とのトークでは“もしまたラジオをやる機会があれば何をしたいか?”という話題に。高橋が“けっこうなんでもやらせてもらえますよ。蕎麦を打つ人もいれば、ベイブレードをする人もいるし。私が1番マトモな放送をしています(笑)”と言うと、IS:SUEは“料理は楽しそう! 餅つきとか”とこれまでにない発想で会場を沸かせた。
続いては「わたしの一番かわいいところ」がTikTokをきっかけに大ヒットしたFRUITS ZIPPER。同曲は可愛い歌詞とダンスがバズり、なんとTikTokの総再生回数は30億回を突破している。その「わたしの一番かわいいところ」はもちろん、「NEW KAWAII」「ハピチョコ」「フルーツバスケット」「かがみ」の全5曲を披露し、可愛いパフォーマンスで観客を魅了した。
パフォーマンスを受け“FRUITS ZIPPERさんと僕は何も接点がないように思えますけど……”と言いながら登場した高橋は、実は大晦日に放送された日本テレビの『ゴチになります』の年末特番で共演し、一緒に「わたしの一番かわいいところ」のダンスを踊った経験が。まるで“フリ”のようなコメントにリスナーが反応しないわけがなく会場から“踊って!”とリクエストが起こり、それに応えて高橋が踊ると、客席から“キャー!”と黄色い声が上がった。
そこに再びFRUITS ZIPPERが登場し、ステージの感想を聞かれると“ほかのアーティストさんのファンのみなさんも温かく迎えてくださって、『オールナイトニッポン』のイベントは最高だなと思いました!”と笑顔。さらに、FRUITS ZIPPERから“大きな発表”として、月替わりのパーソナリティが担当している月曜日の『オールナイトニッポン0(ZERO)』の3月度パーソナリティを担当することが発表された。“生放送なので、寝ずに聴いてくれたら嬉しいです!”と会場のリスナーに呼び掛けた。
続いて、FRUITS ZIPPERとIS:SUEは、SNSで事前募集したリスナーの悩みに回答する企画「FRUITS ZIPPERとIS:SUEのお悩み相談室」に参加。MCの高橋が読み上げる“なぜか犬に吠えられる”という悩みに“しっぽをつけて犬と同じになる”。“お寿司屋さんで一品目を何から食べる?”という悩みに“お寿司じゃない料理だと通っぽい”“いくらだと可愛い”。“友達に贈るセンスのあるプレゼントは?”という悩みに“馬刺しの券”“2人の思い出がつまったアルバム”など、2組らしさあふれる回答が次々に飛び出した。
可愛いに染まった会場をカッコいいに一転させたのは、2月度の月曜『オールナイトニッポン0(ZERO)』 のパーソナリティを務めているBUDDiiS。「Ütopia」「Glow Gold」「Iris」というクールな楽曲もあれば、みんなで一緒にタオルを振って盛り上がる「BUD」、ゴキゲンなサウンドが特徴の「YO HO」、さらに「WE HIGH」「Brightness」という雰囲気の違う楽曲で、会場を一気にBUDDiiS色に染めた。
堂々としたパフォーマンスをくり広げたBUDDiiSだが、普段のライブの観客は女性ファンが多いようで、ここまで男性の観客が多いステージはなかなか経験がないとのことだったが、楽曲だけでなく、MCでのオモシロ自己紹介でバッチリ男性の心も掴んだようで、“僕たちは10人組なのですが、推しを見つけて帰ってください!”と呼びかけると、野太い声でメンバーの名前が呼ばれ“うわ、嬉しい〜!”と喜んでいた。また BUDDiiSのSHOOTはドラマ『君の花になる』で高橋と共演。そこからプライベートでも交流を重ねていることが明かされた。
ここで再び企画コーナーへ。横浜アリーナのステージで“ベイブレード最強”を決めるべくキタニが持ち込んだ企画「キタニタツヤ presents ベイブレード最強トーナメント」を開催。キタニのベイブレード愛は有名で、自身が担当する『オールナイトニッポンX(クロス)』内でもゲストと何度もゲストと対決を行なってきた。“素人のペーペーとすぐに戦うわけないでしょ”と自信を見せるキタニがシード枠となり、勝ち進んだ人だけが挑戦権を得る形でトーナメントが行なわれることに。
参加するのは高橋文哉、そしてBUDDiiSよりFUMINORI、FUMIYA、SHOOT。BUDDiiSの3人は“ベイブレードガチ勢”で、FUMINORIが初代の『爆転シュート ベイブレード』、FUMIYAが第2世代の『メタルファイト ベイブレード』、SHOOTが第3世代の『ベイブレードバースト』という3世代すべて押さえているとのこと。しかし、ベイブレードの知識量には差があったようで、初戦のFUMINORI vs FUMIYAは選んだベイブレードの種類によってFUMIYAが勝利。第2戦は“お前、今日ゲストじゃん?”と高橋がSHOOTを説き伏せ相性の良いベイブレードを選択し、高橋の勝利。準決勝では奇跡の“ふみや対決”が実現し、打ち方がブレてしまったFUMIYAのベイブレードが暴れてしまったことで、高橋が決勝へと勝ち進んだ。
“お前らの雪辱は俺が果たす!”とキタニがBUDDiiSを味方につけ、いよいよキタニvs高橋の決勝戦へ。キタニはベイブレードとコラボしたオリジナルモデルを持参しており、間違いなく優勝する……かと思われたが、高橋のベイブレードが最後まで回り続けるという予想外の展開。チャンピオンへと輝いた高橋は、キタニから授けられた王冠とマントを身に着け、王座へと座り“キタニさん、ベイブレード最強トーナメントはどうでした?”と煽ると、キタニは“倒すべき相手ができてよかったです!”と来たるべき次の戦いに意欲を燃やした。
ベイブレード対決直後に改めてライブステージに登場したキタニは、若干敗北を引きずり“どんな顔でライ ブしていいかわかんないんですけど……”と胸の内を明かしてリスナーの笑いを誘う。しかし、気を持ち直して“シンガーソングライターとして頑張ります!”と気合を入れ直し、「スカー」「次回予告」「聖者の 行進」「Moonthief」「Rapport」「青のすみか」「ずうっといっしょ!」と7曲を披露し、圧倒的なバンドサウンドを会場に響かせた。
キタニのライブをステージ袖から見ていた高橋は、“あんなカッコいい人にベイブレードで勝ったんだと思うと、ワクワクしながらライブを観ちゃいました”と素直な感想を述べる。その高橋は、自作のボウリングウェアに着替えており、この後の企画に向け“ボウリングのハイスコアどれくらいですか?”などと、キタニとボウリングトークをくり広げた。
そこに“お蕎麦できましたよ〜!”と現れたのは、蕎麦屋の恰好の松田。番組内で宣言した通り、本当に横浜アリーナ内で蕎麦を打っていた松田が出来上がった蕎麦を見せると、高橋もキタニも“すごすぎる!”“プロみたい!”と感動。さらにステージ上で松田が蕎麦を茹で2人にふるまうと“美味ーい!”と大絶賛。松田も一口食べてみて、カメラに向かってグッドサインで“バッチリ!”と自画自賛した。
お腹が膨れたところで、いよいよ高橋の持ち込み企画「FUMIYAカップ オールナイトニッポンXボウル in 横浜アリーナ」へ。このために横浜アリーナのステージに特設ボウリングレーンが用意された。
キタニのベイブレードにならい、高橋もボウリングのマイボールを持参。“これはストライクじゃないとね”とキタニと松田にプレッシャーをかけられるも、“大丈夫!"と自信満々だったのだが、高橋の結果はまさかの1本。ガーターのキタニと高橋を差し置き、3本を倒した松田が「FUMIYAカップ オールナイトニッポンXボウル」の初代勝者に輝いた。
イベントのトリを飾るのは、日向坂46のライブ。『オールナイトニッポンX(クロス)』のロゴカラーに合わせオレンジのワンピース姿で登場したメンバーを代表し番組パーソナリティの松田が“パーソナリティを務めるラジオのイベントをするのが夢でした。そこに日向坂46のメンバー全員と一緒に立てて、嬉しいです”と想いを明かす。
そして佐々木美玲の“対バンライブは久しぶり。日向坂46を知らない方もいると思いますが、今日はぜひ一緒に楽しんでください!”との呼びかけて会場を勢い付け、盛り上がりの中「君はハニーデュー」「ドレミソラシド」「キュン」「キツネ」、四期生の楽曲「見たことない魔物」、そして先月リリースしたばかりの最新曲「卒業写真だけが知ってる」を披露した。
エンディングでは、この日の出演者全員がステージに集結。キタニは“楽しく演奏させてもらって、美味い蕎麦を食べて、ベイブレード回して、ボウリングして……これでお給料もらっていいの?”と楽しすぎたイベントを振り返る。さらに松田が“これがエンタテインメントだなというイベントになりました。これからも『オールナイトニッポン』が愛され続けたらいいなと思います”と語ると、高橋も“普段は俳優として活動しているので、こんなイベントのMCを務めるなんて思ってもいませんでした。やり遂げたのは、ここにいるみなさんのおかげです。松田さんの作った蕎麦のように『オールナイトニッポン』が長く続けばいいなと思います”と感想を述べ、4時間にわたり熱気に包まれたイベントの幕を下ろした。