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佐渡金山世界遺産登録祝い、金銀輸送路としてのリニューアル特別企画展『北国街道は金の道』(妙高市関川の「関川関所 道の歴史館」にて)

にいがた経済新聞

常設コーナーに今回新たに展示された高田藩の本陣・豊田邸(左)と4年前から展示されている加賀藩の本陣・大石邸(右)の両本陣模型ミニチュア

「関川関所 道の歴史館」2階の特別企画展『北国街道は金の道』

関川関所は北国街道の信濃国境(信濃と越後の境)に位置する「重き関所・関川の関」に数えられ、現在は妙高市関川に「北国街道・関川の関所 道の歴史館」として復元されているうえ、北国街道が佐渡から金銀を輸送する道でもあったことから、「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を記念して、同歴史館ではこれまでの金銀輸送路の展示内容をリニューアルし5月1日から、特別企画展『北国街道は金の道』を開催し、全国から関所ファンらが訪れている。この特別企画展は11月30日までの予定。

北国街道は江戸時代には特に佐渡産金を運んだため、この陸路を別名「御金荷街道(おかねにかいどう)」とも呼ばれ、同歴史館二階には金銀輸送なども含めた紹介映像の街道シアターや、金が年2回春と秋に11日かけて江戸の御金蔵に運ばれた様子などのパネル展示が行われている。なお、同歴史館では復元された番所の陣幕を今期、27年ぶりに新調したが、その際関所を管理した高田藩の榊原家の家紋も旧高田藩和親会の指摘で若干変更したという。

更に別の常設コーナーの一画には、参勤交代の際の加賀藩の本陣・大石邸と高田藩の本陣・豊田邸の関川関所にあった本陣のミニチュア邸宅模型2点も展示されており、特に豊田邸は長岡市在住の長谷川清一さん(77)が4年前の大石邸に続いて今年新たに制作して寄贈してくれたものだという。同歴史館の清水正和館長は「連休中でもあり、佐渡金山の世界遺産登録と相まって、静岡県富士市などからも見に来て戴き、本当に有難い」と話していた。なお、開館時間は午前9時から午後4時30分(最終入館)まで。問合せは同館☏0255・86・3280へ。

常設コーナーに今回新たに展示された高田藩の本陣・豊田邸(左)と4年前から展示されている加賀藩の本陣・大石邸(右)の両本陣模型ミニチュア

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