七輪で昔の暮らし学ぶ 屏風浦小で町内会が協力
現代では使うことが少なくなった道具に触れて昔の暮らしを学ぼうと、屏風浦小学校(市岡直也校長)では社会科の授業で3年生が七輪の体験に取り組んでいる。
授業は屏風ヶ浦町内会(加藤正則会長)が協力し、昨年度から実施。今年度は2月半ばに、3年生4クラスが順番に体験した。
2月13日の授業では、3年3組の児童たちが加藤会長たちから七輪の仕組みや火のつけ方などを聞いた後、グループに分かれて実践。炭を入れてマッチで火をつけ、うちわであおぐと煙が立ち上った。その後、網を乗せて一人一つずつ餅を焼き、醬油をつけてほおばると「自分で焼いたお餅は格別」などと笑顔で話していた。
道具などは同町内会が持ち込み、「火の扱いなど、子どもたちが自分でやってみることが大切」と加藤会長。市岡校長は「町内会や保護者の皆さんが見守ってくれるおかげ。子どもたちにとって良い経験になれば」と話した。