こんなはずでは!不妊治療を経て妊娠した私のトラブル…
ライターの【ミッキ】です。夫と協力しながら、1歳半の息子の育児に奮闘しています。32歳のとき、2年におよぶ不妊治療をへて息子を出産しました。今回は、産前産後に私が経験した体調不良について綴っていきます。
不妊治療~妊娠。不安ばかりがつきまとった妊娠初期
不妊治療をへて待望の妊娠が判明すると、今度は私の中に流産の心配がつきまとい、不安になりました。不安のあまり、一日一日が過ぎるのが異常に遅く感じたのを今でも覚えています。そして山だと思っていた妊娠9週を過ぎたころ、新たな悩みが勃発。
自分のおなかにいる赤ちゃんは大丈夫なのだろうかと深く考えるようになったのです。特に遺伝的な何かを抱えていたらなどの心配がつきまとい、日に日に不安は募るばかり…。
結婚して7年も子どもに縁がなかった夫婦だから、と必要以上に不安になり思いつめる日々…。
心配ばかりの私…信頼する担当医からのアドバイスは
不妊治療中から大変お世話になった、信頼する先生に相談してみると、「今のところ、エコーでは異常はないように思います」と告げられました。さらに、「それほど心配でしたら、こちらの病院で検査を受けてみるのはいかがですか?」と、2つの医療機関のパンフレットを渡されました。
「一般の病院にあるエコーなどでは、胎児の詳しい様子まで調べることができないので、専門の病院でみてもらうのも良いですよ」とのこと。そのアドバイスを受けて、先生からすすめられた病院に行き、胎児のすみずみまで調べることができる高機能エコーで、おなかの赤ちゃんを診てもらうことにしたのです。
結果は、特に何か問題があるわけではなく、普通の胎児よりもすごく元気な赤ちゃんだとのことでした。
この検査については賛否両論がありますが、私は自分の胎児の様子を知っておくことで、妊娠中にさまざまな準備ができ、また生まれてくる子どもに対しても前向きな見方ができると思いました。担当医も不安が無くなった私の姿を見ることができて良かったと言ってくださいました。
元気な赤ちゃんを産んだ後の深刻な下痢症状
そんな妊娠期も過ぎて、予定日を9日ほど過ぎて、無事に元気な赤ちゃんを出産しました。
しかし、やっと赤ちゃんと幸せな日々を送ることができると思った矢先、私は深刻な下痢の症状に悩まされました。食事の後に、必ず下痢になるのです。この症状は、産後半年以上も続きました。
医療機関を受診してもとくに問題はないと言われるだけ。腸内環境を整えようと思って食べ始めたヨーグルトも効果がなく、骨盤矯正も気休め程度にしかなりませんでした。これ以上、下痢が続くと息子を育てていくことができないと思う一方、どうせ治ることはないと、どこか諦めていました。
そんなある日、私の食事の様子を見ていた友人に、「ちょっと早食いすぎない?」と、指摘されたのです。私は、息子の世話や食事の後に待ち構える膨大な家事などを早く済ませたいと思い、どうやら無意識のうちに早食いになっていたようです。
それがきっかけで、早食いは思っている以上に腸に負担をかけていることを知り、時間をかけて食事を取るよう改めました。すると、少しずつ下痢の症状を改善していくことができました。
初期の憂鬱な状況を乗り越え、無事に妊娠41週で、身長49cm、体重3156gの息子を出産しました。産前産後の体調や精神的な不調は、あまり人には理解してもらえませんでした。産前の胎児の健康状態についての不安からくる気分の落ち込みも、産後のやむことのない下痢も、誰にも相談することもできずに、当時は本当に苦しかったです。
自分の体験から、医師でもすぐには解決しづらいことも、ふとしたきっかけで改善されることがあると学びました。深刻な状態は、ずっと続くわけではありません。今では、憂鬱や下痢症状に悩まされることなく、育児に力いっぱい奮闘する毎日です。
[ミッキ*プロフィール]
現在、34歳の主婦兼在宅ライター。1歳半の息子の育児に奮闘しながら、家事と在宅での仕事をこなしています。今春から息子は一時保育にお世話になっています。お迎えのとき、とびっきりの笑顔でくっついてくれる瞬間が幸せです。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。