諏訪小児童が地域の人と稲刈り 「米岡のはさ木道」に天日干し
上越市立諏訪小学校の児童が5日(木)、地域の人と一緒に学校の田んぼで稲刈りをし、地域の宝に認定されている「米岡のはさ木道」に天日干ししました。
稲刈りをしたのは諏訪小学校の5、6年生10人と、諏訪地区で景観の整備や地域行事の手伝いをしている市民団体「未楽来すわ」など4つの団体です。学校では10年ほど前から地域の人たちに教わりながら毎年校内にある田んぼでコメ作りを体験しています。
今年は地域の人と一緒に3アールほどの田んぼに、つきあかりの苗を植え、雑草を抜いたり、観察をしたりしながら成長を見守ってきました。コメは順調に育ち5日は、かまを使ってみんなで稲刈りをしました。
刈り取った稲は束にし、学校田の隣りにある上越市の地域の宝に認定されている「米岡のはさ木道」にはさがけしました。
諏訪小学校は来年度、戸野目小学校と統合することになっていて、児童と地域の人が共同で作業を行うのは、これが最後となりました。
児童
「疲れたが楽しかった」
「(はさがけ)あまり見たことがない。新鮮」
「学校が閉校しても、またこのような活動ができたらいい」
未楽来すわ 川上文雄 会長
「最後ということもあり、地域の人も意識している。来年度以降、戸野目小校区になるが、ここで『はさがけ』をしていただければ」
稲は2週間ほど干した後、児童が学校で脱穀します。100キロほどの収獲を見込んでいて、児童は地域の人を招いて一緒に食べるか考えることにしています。