【検証】新幹線名物「硬すぎるアイス」が通販で買えるらしい→“あの硬さ”は再現されてるのか?【正直レビュー】
突然ですが、新幹線の車内や駅の売店で販売されている「シンカンセンスゴイカタイアイス」をご存知でしょうか?
【全写真】スプーンが刺さる…!「新幹線の硬すぎアイス」実食してみた結果…
新幹線に乗ったことがある方ならば、一度は見たことや食べたことがある方もいらっしゃるかもしれません。その硬さからネット上でも話題の商品です。
なんとあの硬いアイスクリーム、実はお家でお取り寄せできちゃうんです!
今回は定番の味から限定味まで、実食レビューしちゃいます!
【スジャータ】シンカンセンスゴイカタイアイス(詰め合わせ)/3,950円(税込)
販売しているアイスの味はその時によって変化しますが、購入時に販売されていた味は全部で11種類。(シャインマスカット、バニラ、モカ、いちご、チョコ、メロン、紅ほっぺ、ずんだ、ベルギーチョコ、ストロベリークッキー入り、京都宇治抹茶)
定番の味だけでなく、期間限定で販売されている味や、現在は車内販売がされていない過去の限定味もオンラインでは買うことができます。
単品での販売はありませんが、味の組み合わせパターンは数種類用意されているので、お好みの味をお取り寄せすることが可能です。
今回はバニラ、ベルギーチョコレート、ずんだ、紅ほっぺの4種類の味が入った詰め合わせを購入しました。
どうして「シンカンセンスゴイカタイアイス」と呼ばれているのか
そもそもなぜこのような名前で呼ばれるようになったのか? その理由はアイスクリームの硬さにありました。
元々こちらの商品は愛知県に拠点を持つ、スジャータめいらく株式会社で作られている商品。容器をよく見てみると、「SUPER PREMIUM ICE CREAM(スーパープレミアムアイスクリーム)」との表記があります。
当初は普通のアイスクリームとしてJR東海道新幹線の中で販売が行われていたのですが、SNSを中心に「このアイス硬すぎて食べられない」「硬すぎてスプーンが折れた」という話が面白おかしく広まり、その存在が知れ渡ることに。
やがてその反響の大きさから実際に「シンカンセンスゴイカタイアイス」として商品が展開されるようになり、販売規模まで拡大されたという、なんとも面白い背景があります。
これまでは車内か駅でしか買えなかった
以前は車内販売を利用するか、駅に設置されている専用の自動販売機などでしかこちらの商品を購入することはできませんでした。
しかも販売されている列車は新幹線と一部の有料特急電車であり、自動販売機も限られた駅にしか設置がされていないので、いざこのアイスクリームを食べたいと思っても、気軽に購入するのはやや難しかったのです。
その上、どこでどの味が販売されているのかという正確な情報が公式に出ているわけではないので、その時によってお目当ての味に辿り着けるかは運次第という点も。
だからこそ、今回自分の好きな味をお取り寄せできるなんて、夢のようなお話!
お取り寄せができると知った時は、本当にそんなことができるのか?と私も大変驚きました。
いざ開封!お馴染みのパッケージに興奮
【スジャータのシンカンセンスゴイカタイアイス】車内で配られるプラスチック製のスプーンと同様の物が入っているので、お家で完全再現できます
しっかりとした発泡スチロールの箱に入った状態で商品が届きました。蓋を開けると、箱と同じ大きさのドライアイスが入っています。
そしていよいよお目当ての商品とご対面。
真っ先に目に入ったのは、アイスクリームのパッケージです。車内販売されている物と全く同じデザインの物が入っていたので、テンションがとても上がりました。
一緒に入っていたスプーンも、車内で配られるプラスチック製の物と同じものが入っており、再現度の高さに大満足です。
気になる硬さは本家よりも柔らかかった
【スジャータのシンカンセンスゴイカタイアイス】バニラ味は、本来の優しい甘みを感じる、スジャータ定番の味
私自身もこのアイスクリームの大ファンで、実際に車内で食べたこともあります。だからこそ、お取り寄せしたアイスクリームの硬さを確かめないわけにはいきません。
車内で売られている物は提供する際に溶けることがないよう、ドライアイスを使用して管理されています。そのことからアイスクリームが硬くなってしまうとも言われていますが、お取り寄せしたものはどうでしょうか。
家庭の冷凍庫で一晩保管して商品を実食しました。いざスプーンを刺してみると、やや硬いですが時を待たずしてスプーンがアイスの中に入ります。アイスが柔らかくなり、普通に食べられるようになるまでにかかった時間は約5分でした。
そもそも濃厚な味わいを演出するため空気含有量を低くし、密度が高くなるようにアイスクリーム自体が作られているそうなので、お家であっても程よい硬さを感じながら楽しむことができます!
ちなみに筆者が最後に車内で商品を食べた際は、購入後約10分でスプーンが刺さり、まだ硬いが食べられる状態=普通に食べられるようになるまでにかかった時間は約15分でした。
このことを比較しても、お取り寄せの方が柔らかく、かなり食べやすくなっていることがわかります!
届いてすぐ食べたら再現できたあの硬さ
ドライアイスが入っていた時点で、もしかすると今すぐに食べれば同じ硬さなのでは?と考えた筆者は、1つだけ届いてすぐの状態のものも食べました。
するとこちらは、まずスプーンを刺そうとしてもカチコチで刺さらない! これはとても本家を彷彿とさせる状況でした。
結果、約5分後にスプーンが刺さって、硬さはあるが食べられる状態に。約10分後には普通に食べることができました。車内で食べた時との差は約5分でした。
食べづらさは確かにあるのですが、どこかであの硬さを求めているのもまた事実。本家さながらの硬さを楽しみたい方は、是非届いてすぐに食べることをおすすめします!
親しみのある万人受けする味
ここからは4種類それぞれの味をレビューしていきます。
・バニラ
バニラ本来の優しい甘さを感じます。スジャータアイスクリームの定番の味と言っても過言ではないくらい、誰もが馴染みのある味です
・ベルギーチョコレート
ベルギー産のクーベルチョコレートが100%使用されているので、濃厚なお味です。高級感を感じます
・ずんだ
ほのかに枝豆の香りが鼻を抜けます。中に餅米が使用されているので、他の味にはない食感が◎こちらは現在オンラインで買える期間限定商品です
・紅ほっぺ
見た目以上にいちごの果肉をしっかりと感じます。コクがあって上品なお味です
どの味にも共通しているのは、初めはシャーベットの質感に似てシャリっとすっきりした口当たりなのが、段々と溶けていくうちにねっとりとしたアイスクリームへと変化していくことです。その変化の違いを楽しむこともまた魅力の一つと言えます。
ここまで4つの味を食べ比べましたが、どの味も親しみやすく自然とまた食べたいと思う味なので、長らくファンがいることにも納得です。
車内では注文のタイミングや到着時刻を気にする必要があったりと気を配ることも多いので、味だけに集中することができてとても新鮮でした。いつもと違った贅沢感に大満足です♪
今回はJR東海から発売中のスジャータ「シンカンセンスゴイカタイアイス」をご紹介しました。
お家でゆっくりと楽しむことができる点がお取り寄せ商品の醍醐味だと思いますが、まさにピッタリの商品だと思います。
味も話題性も間違いないので、贈り物としても大変お勧めですよ◎是非チェックしてみてください!
(うまいめし/小林 サクラ)