Yahoo! JAPAN

床の間のリフォーム事例5選|気になるメリットや費用相場も解説!

リブタイムズ

床の間のリフォーム事例5選|気になるメリットや費用相場も解説!

「床の間をリフォームしたいけど、どのようなリフォームをしたらよいのかわからない」
たしかに床の間は和室の一角に設けられており、スペースが狭い分、どのようにリフォームするかで悩む方が多い印象です。この記事では、そのような方に向けて、床の間のリフォーム事例や費用相場を解説します。ぜひ床の間をリフォームしたい方は読んでみてください。

床の間とは

床の間は古くから日本建築に取り入れられている座敷飾りのひとつです。和室の客間に設けられた、一段高く、掛け軸や置物、生け花などが飾られたスペースを見たことがある方も多いのではないでしょうか。床の間にはもともと「権力者や身分の高い人を迎える場所」としての役割がありました。それが現在では来客を迎える特別な場所として設けられるようになったのです。

また、床の間は特殊なつくりをしていることもあり、それぞれの部位に床の間特有の名称がつけられています。たとえば、一段高くなっている部分は「床框(ゆかかまち)」、その上部が畳なら「床畳」、板張りなら「床板」。床框の前にある板間は「前板」、床の間を支える役割をしている柱は「床柱」と呼ばれています。

このように役割も名称も特別な要素が含まれている床の間ですが、暮らしやすさを重視したリフォームをする方が増えてきました。床の間をよりおしゃれにしたり、暮らしやすくするために収納スペースにしたり、趣味のスペースにしたりするなど、ライフスタイルに合ったリフォームが近年では注目されています。

床の間をリフォームするメリット

床の間は昔からある「来客を迎える特別な役割」があるということもあり、リフォームに積極的になれない方も多いでしょう。そこでここでは床の間をリフォームするメリットを解説します。

部屋がひと回り広くなる

床の間をリフォームしてなくすと空白のスペースができるため、部屋がひと回り大きくなります。設置されている床の間が広くて立派であればあるほど、その効果を実感できるでしょう。たとえば、床の間のスペースにテレビ台を移動させてテレビを見られるようにするだけでも、部屋が広くなったように感じられます。このように、大がかりなリフォームをしなくても、DIY感覚でちょっとしたリフォームをすることも可能です。

収納スペースが増える

床の間の少しのスペースを活用して、押入れやクローゼットにすれば立派な収納スペースとなります。収納スペースが増えるとこれまで片付ける場所がなかったものも収納できるようになるのはうれしいところ。家の中がすっきりして快適になるでしょう。

部屋の雰囲気を変えられる

床の間からは古風かつ厳格な雰囲気が漂います。もちろんその雰囲気のままでもよいのですが、リフォーム次第でがらっと部屋の雰囲気を変えることも可能です。床の間を洋室風にするだけでも和室に和モダンの要素を取り入れられます。

床の間のリフォーム事例5選

ここでは床の間のリフォーム事例を5つご紹介します。気になったものがあればぜひ参考にしてみましょう。

スポットライトや間接照明でおしゃれな雰囲気に

「今ある床の間はそのままに雰囲気だけ変えたい」
そのようなときは照明環境を変えるだけでも、床の間を和モダン風のおしゃれな雰囲気にできます。スポットライトや間接照明なら配線工事が主な作業となるため、ほかの本格的なリフォームと比べて比較的低い価格で施工できるのもうれしいポイントです。

作業に集中できるデスクスペース

近年、在宅で勤務する方が増えてきています。しかし、在宅で作業することを想定していなかったこともあり、手頃なスペースがなくて困っている方も多いのではないでしょうか。そのような方はぜひ床の間をデスクスペースにリフォームしてみましょう。奥まった長方形のスペースがデスクスペースにぴったりです。基本的には床の間をなくしてデスクなどの環境を整えるだけで十分なのですが、クロスや照明にもこだわるとよりお気に入りの空間になりますよ。

書斎や趣味のスペースにすればよりおうち時間が充実

床の間をリフォームして備えつけの本棚やディスプレイを設置するのもおすすめです。床の間は畳1畳分ほどの広さですので、大きめの飾り棚を設置するのにちょうどよいでしょう。さらに照明環境も整えるとより充実します。

収納スペースを増やしてより暮らしやすく

床の間をより利便性が上がるようにリフォームしたいのであれば、押し入れやクローゼットなどの収納スペースにするのを検討してみましょう。畳1畳分とはいえ収納スペースが増えると非常に便利になります。家の中の整理整頓もしやすくなるため、利便性が最も感じられるリフォームといえます。

トイレという選択肢も

床の間のスペースはトイレにするのにも向いています。ただし、配管や防水面でそもそもリフォームできない可能性もあるため、気になる方はお近くの工務店に問い合わせましょう。また、配管工事になると大掛かりになるため、費用も高額になりがちです。

床の間のリフォームする際の費用相場

床の間をリフォームする場合、当然ですがリフォーム内容によって費用相場が大きく変わってきます。ここではリフォーム内容に分けて費用相場を解説します。

間接照明などで床の間の雰囲気を変える場合

間接照明を設置するだけなら5~8万円プラスα程度の金額でリフォーム可能です。しかし、床板を変えればさらに5万円、クロスを変えれば10〜20万円のリフォーム費用が必要です。

デスクスペースにリフォームする場合

デスクスペースにリフォームする場合は5~10万円が費用相場となります。

書斎や趣味のスペースにリフォームする場合

書斎や趣味のスペースにリフォームする場合、5~10万円ほどの費用が必要です。

収納スペースにリフォームする場合

収納スペースにリフォームする場合、下記のようにリフォーム内容によって費用相場が大きく変わってきます。

・扉を設置する場合:5~10万円・吊り収納を設置する場合:8~15万円・クローゼットにする場合:8~20万円

リフォーム内容によって費用が大きく差はあるものの、特にこだわらなければ10万円以下でもリフォーム可能です。

トイレにリフォームする場合

トイレにリフォームする場合は40~100万円程度の費用が必要です。トイレの場合は配管工事などが必要となり、大がかりな工事をすることになります。そのため、他のリフォームよりも費用相場が高額になってしまいます。

まとめ:床の間を自分好みにリフォームしてみよう

この記事では、床の間をリフォームする際の事例紹介や費用相場を解説しました。床の間という小さなスペースではありますが、工夫次第で暮らしやすくなったり、趣味の時間がより充実したものになったりします。自分にとってどのようなリフォームが合っていて、満足度が高くなるかをよく考えてリフォーム計画を立てましょう。また、リフォームの費用もこだわりだせば必要な金額も際限なく高額になってしまいます。

一方で、自分でできるところは自身でリフォームするなど少しの工夫で費用を抑えることもできます。このように家族や施工業者と相談しながら進めていくことが大切です。ぜひ後悔のないリフォームにしていきましょう。

以下の記事では床の間についてよりくわしく解説しています。床の間について興味のある方はぜひ一読ください。

床の間とは?本来の意味や役割から有効活用のアイデアまでご紹介 - リブタイムズ|戸建てを考える方のためのフリーマガジン

 

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 大竹まこと「今の時代難しいんだよ。密になっていくのが」増える孤立死について語る

    文化放送
  2. 市民団体「なばり9条の会」20周年のつどい 27日に名張で

    伊賀タウン情報YOU
  3. 【新居浜市・ピエロの巣】魅惑の焼き加減にワクワク 「昼から肉食べたい!」を満たす

    愛媛こまち
  4. 【無料】吉そばの一部店舗で可能な麺変更「極幅」をやってみた! 2本でつゆ容器満タンの麺幅1cmそば / 立ち食いそば放浪記335

    ロケットニュース24
  5. 前田佳織里、29歳。“夢が叶った一年”から“新たな夢への一歩”へ──初ワンマンライブ『前田佳織里1st LIVE 2025 「Are You Ready?」』で踏み出す、新たな挑戦【誕生日&1st LIVE開催記念インタビュー】

    アニメイトタイムズ
  6. 【2025年春】大人女子の魅力増し増し。今っぽいピンクブラウンネイル

    4yuuu
  7. ささみの粉でクッキーを作れるのか挑戦してみたけど…そういえばアレがなかった

    ロケットニュース24
  8. 河北彩伽、バックレスドレスを優雅に着こなし!「26歳になりました」ファン「う、美しすぎる」

    WWSチャンネル
  9. 天下一品の新展開はシンプルラーメン600円&朝営業「かけラーメン 一(はじめ)」

    キョウトピ
  10. TRF・YU-KI、人生初の始球式は悔しさ滲む80点!「本当に悔しい」 試合後にはスペシャルライブで『EZ DO DANCE』など代表曲を披露しファン熱狂!

    WWSチャンネル