富士山噴火デマに注意喚起「正しい情報を見分けるのは難しい」
2月21日(金) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティーを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。金曜コメンテーターでMCPアセット・マネジメント チーフストラテジストの嶋津洋樹氏と、地震をめぐるデマについて意見を交わした。
寺島アナ「昨日の夜10時13分ごろ、神奈川県、山梨県、静岡県で、最大震度3を観測する地震がありました。震源地は山梨県東部富士五湖で、震源の深さはおよそ20キロ。地震の規模を示すマグニチュード4.6と推定されています。私はもう既に寝てましたのでね。 朝、あれっ?と思って。ただ、主だったところを見ても地震速報はもう出てなかったんですよね。改めてスタジオに来てスタッフが「昨日、地震ありましたね」って。調べたら「ああ、あったんだ」と。そして、この地震について困った事が起きました。SNS上で富士山噴火の情報も流れてしまった。これはデマなんですね。正確な情報に基づく冷静な対応が改めて求められるということですね」
嶋津「何についてもそうですけど、特に災害関連は、本当に正確な情報に基づくことが重要ですよね」
寺島「災害時には多くの人が不安になって根拠のない噂ですとか誤った情報がSNSですぐ伝わってくる。本当の情報だったら便利なんですが、本当ではない情報も同時に流れてきてしまうんですね」
嶋津「しかも、良かれと思ってやっている方もいらっしゃる。発信源の方は、もともと違う意図があるかもしれませんけど、良かれと思う方がいて、なかなか難しいですよね」
寺島「2011年の東日本大震災では、関東でも火災が起きたりコンビナートが被害を受けたりして、そういった中で私の近しい友人も、良かれと思ってコンビナートが深刻な状態になっているようだ云々と…。で、間違いだったんですよ」
嶋津「本当に正しい情報を見分けるのは難しいですね」