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使うだけでお酒がおいしくなるってホント!?超巨大なワイングラス『ロゼオール シンデレラdeナイト』を試してみた

特選街web

毎日? の晩酌を楽しんでいますか? 日常のことですから、コストをかけることはできませんが、よりおいしく楽しむ方法があるとすれば、気になりますよね。そこで同じワインやビール、そしてウイスキーもおいしくなるという巨大ワイングラス「ロゼオール シンデレラdeナイト」を試してみました。

「ロゼオール シンデレラdeナイト」って何?

顔を覆い尽くすような超大型のトライタン製のデキャンタグラス

「ロゼオール シンデレラdeナイト」という名称といい、パッケージといい、おじさん向けとは思えませんが、おじさんはかなり気に入っています。

1日の〆として、筆者はほぼ毎日、晩酌をします。多くの場合は、ウイスキーでハイボールが多いのです。そして、そのウイスキーも過去記事「【ウイスキー飲み比べ】ブレンデッドスコッチ世界販売量第3位のグランツの「トリプルウッド」と「トリプルウッド スモーキー」2銘柄を比べてみた」-特選街web(https://tokusengai.com/_ct/17685717)などでも紹介しているように、さほど高価なものではありません。というよりもコスパ重視です。

毎日の楽しみなので、経済的な負担は少なく、それなりの満足度を得られることが最重要。そのため、さまざまなウイスキーを試してみたり、冬になればお湯割りの温度にこだわってみたりと、常に試行錯誤しています。そんな筆者が最近気になったのが株式会社レーベンの「ロゼオール シンデレラdeナイト」(実勢価格:3,850円)です。

最大径約16.3cm、高さ20cm、重量約185gの「ロゼオール シンデレラdeナイト」は、巨大なワイングラスというよりも、ちょっと小ぶりの金魚鉢に脚が付いているといったサイズ感。ガラス製なら簡単に割れてしまいそうですし、重さも大変なことになりそうですが、米イーストマンケミカル社が開発した最新素材・コポリエステル樹脂のトライタンでできているといいます。

パッケージのような華やかな女子会だけでなく、おじさんの自宅ひとり飲みにも非常におすすめな「ロゼオール シンデレラdeナイト」。

このトライタンですが、ガラスと変わらない透明感、光沢感、傷つきにくさ、光沢感をもち、新品同様のコンディションを長く保てるスグレモノ。しかも荷重をかけてもつぶれず、元に戻る弾力性をもちながら、ハンマーで叩いても割れない耐衝撃性があるそうです。おかげで取り扱いは簡単。

この最先端素材でできた「ロゼオール シンデレラdeナイト」の最大の特徴は、その圧倒的な大きさと三角形の広口で「ロゼオール シンデレラdeナイト」に注ぐだけで、ワインを開花させるデキャンタ効果が得られること。さらに顔を覆うほどの大きな飲み口で飲む度に顔全体を包み込むので口、目、鼻、耳、肌でワインやお酒本来の味わいが楽しめるといいます。

五感のすべてでお酒を楽しむことができるかは、別問題としてもグラスが変われば、お酒の味わいが変わるのは当然。少なくとも、お酒の味を決める重大な要素である香りは大きく変わるだろうと考えて、筆者は「ロゼオール シンデレラdeナイト」を実際に試してみました。

「ロゼオール シンデレラdeナイト」でいろいろ飲んでみた

赤ワイン「yellow tail SHIRAZ」でまずは実力を試してみる

自宅でのひとり飲みだと、十分にデキャンタするのが難しいので「ロゼオール シンデレラdeナイト」を使うことでデキャンタ効果が得られるのはうれしいところです。

まずは、ワインを開花させるデキャンタ効果が期待できるという赤ワインを「ロゼオール シンデレラdeナイト」に注いで試してみました。セレクトしたワインは、ちょっとうれしいことがあったときに飲む「yellow tail SHIRAZ」です。

普段飲みのワインとしては十分だとは思っているのですが、残念ながら香りも、味わいもコストパフォーマンスは高いものの、価格なりだと思っているワイン。しかし、「ロゼオール シンデレラdeナイト」に注いで飲んでみると、顔全体が「ロゼオール シンデレラdeナイト」の広い口に覆われるので、ベリー系の香りに包まれているような気分になります。

ある意味、アロマテラピー的な効果も得られ、リラックスした状態でワインの香りを顔全体で楽しみながら味わうためか、普段飲みの「yellow tail SHIRAZ」がもうワンランク上のワインに感じるほどです。予想以上の効果といえます。

北海道プレミアムな「SAPPORO CLASSIC」を楽しんでみた

自分のなかで少しだけ自分を褒めてあげたいときに購入するプレミアムビール。このプレミアムビールがおいしくなるのもうれしいところです。

毎日の晩酌でプレミアムビールというわけにはいきませんが、北海道在住の筆者にとって、ちょっとプレミアムなビールの定番といえば、当然「SAPPORO CLASSIC」。この「SAPPORO CLASSIC」も「ロゼオール シンデレラdeナイト」で試してみました。

350ml缶の「SAPPORO CLASSIC」をすべて注いでみたのですが、「ロゼオール シンデレラdeナイト」の容量にはかなり余裕があります。また、ビールが大きく広がって注がれるので、しっかりとした泡の層を作ることはできませんでした。

ちょっと不安を感じながらも「ロゼオール シンデレラdeナイト」で「SAPPORO CLASSIC」を飲んでみると、やはり顔全体が「ロゼオール シンデレラdeナイト」で覆われるので、普段よりも圧倒的にビールの香りを感じます。

ホップと麦芽の香りがより強く感じられるので、プレミアムな気分を一層引き立ててくれます。なお、「SAPPORO CLASSIC」にはホップの名品といわれる「ファインアロマホップ」が使用されているそうですが、「ロゼオール シンデレラdeナイト」で各種ビールを楽しんでいると、そのうちホップの違いもわかるようになりそうです。

ワイングラスでおいしいという「月桂冠 大吟醸 生詰」を飲んでみた

普段はあまり飲まない日本酒も「ロゼオール シンデレラdeナイト」で飲むとよりおいしく感じます。香りを楽しむお酒との組み合わせはかなりおすすめです。

ワインに、ビールを試したら、普段はあまり飲まない日本酒もおいしくなるのか気になって、「月桂冠 大吟醸 生詰」を試してみました。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2024」(http://www.finesakeawards.jp/#aResluts)に「月桂冠 大吟醸 生詰」の名称をみつけることはできませんでしたが、2023年と2024年の2年連続で金賞を受賞しているといいます。

そんな「月桂冠 大吟醸 生詰」を「ロゼオール シンデレラdeナイト」で飲んでみたところ

大吟醸などの高級な日本酒を飲むとき以外は、日本酒に香りに無頓着な筆者でもフルーツのような吟醸香をいつも以上に感じました。

なお「月桂冠 大吟醸 生詰」は月桂冠独自酵母によるフルーティな香りとまろやかな甘みが特長の大吟醸だということですが、甘いだけではなく、酸味と渋みも感じられ「ロゼオール シンデレラdeナイト」で、その特長をしっかりと楽しみことができたのです。日本酒の繊細な味わいを楽しむのにも「ロゼオール シンデレラdeナイト」は向いているのでしょう。

普段からよく飲むウイスキー「ホワイトホース ファインオールド」を試す

普段から飲んでいる「ホワイトホース ファインオールド」も「ロゼオール シンデレラdeナイト」の効果でより香りが強く感じられます。

ワインや大吟醸、プレミアムビールなど「ロゼオール シンデレラdeナイト」で、その香りを顔全体で感じたいお酒を優先して試してみた結果はかなりいい感じだったので、普段から筆者が飲んでいる「ホワイトホース ファインオールド」を試してみました。

まずは、そのままストレートです。ワンショット約30mlほどを注いでみたのですが「ロゼオール シンデレラdeナイト」に入れるとかなり少なく感じたので、さらに少し足しています。実勢価格が700mlで1,200円前後のブレンデッドスコッチなので、さほど豊かな香りが楽しめるウイスキーではありません。それでも普段よりも香りが強く感じられ、顔全体が「ロゼオール シンデレラdeナイト」で覆われる影響か、飲むことに集中できる印象です。

さらに、氷と炭酸水をプラスしてハイボールでも「ホワイトホース ファインオールド」を「ロゼオール シンデレラdeナイト」を試してみました。こちらも、その香りを顔全体で感じられ、さらに炭酸の弾ける様子すら、間近に感じられる点はいいところです。ただし、ハイボール自体が「ロゼオール シンデレラdeナイト」の底に大きく広がるので表面積が大きくなり、炭酸が抜けてしまうまでの時間が短く感じるのが残念なところといえるでしょう。

TaKaRaの「焼酎ハイボール ドライ」も試してみた

今回試したなかで、残念ながらもっともおすすめできない組み合わせが「焼酎ハイボール ドライ」と「ロゼオール シンデレラdeナイト」でした。

さほど頻繁には飲まないものの、時折飲みたくなる焼酎ハイボールについてもTaKaRaの「焼酎ハイボール ドライ」で「ロゼオール シンデレラdeナイト」との相性を試してみました。酎ハイも「ロゼオール シンデレラdeナイト」でおいしくなるなら大ラッキーといえるでしょう。

結果は、はっきりいってしまうと、さほどの効果を得ることはできませんでした。普通に飲むよりも、香りが強く感じられ、炭酸感も顔全体で得られるのですが、おそらく「焼酎ハイボール ドライ」が香りを楽しむことを重視したアルコール飲料ではないのが敗因だと思われます。

そうなると「ロゼオール シンデレラdeナイト」の底に広がった「焼酎ハイボール ドライ」の炭酸が抜けやすいというデメリットが強く感じられ、炭酸の力でドライにすっきりと喉ごしを楽しむことを重視した「焼酎ハイボール ドライ」との相性はあまりよくないように感じたのが素直な感想です。同じTaKaRaの「焼酎ハイボール」でも香りを重視したほかのフレーバーならば結果は異なったかもしれません。

「ロゼオール シンデレラdeナイト」は酒好きにはかなりおすすめ

問題点は、よりよい香りのお酒で試してみたくなること!

独自の大きく開いた三角形の飲み口が顔全体、鼻はもちろん目までを覆うことで、飲むことに五感の大部分を集中させる効果が得られる「ロゼオール シンデレラdeナイト」。

「ロゼオール シンデレラdeナイト」は、その圧倒的な大きさと、独自の三角形の広い飲み口で、注いだ飲料を飲むたびに顔全体、多くの場合、口だけでなく鼻はもちろん、目までも飲み口に覆われることで、飲むことに自然と集中させられ、内部にこもった香りを強く感じ、普段よりも繊細に飲料、多くの場合はアルコール飲料の味を楽しむことができるスグレモノです。

筆者は特選街WEBでたびたびウイスキーの飲み比べといった記事を担当していますが、今後はテイスティングの際に「ロゼオール シンデレラdeナイト」を使いたいと思ったほどです。テイスティングに使うならば、今回はローズピンクの「ロゼオール シンデレラdeナイト」を使用しましたが、クリアのほうが向いているかもしれません。

「ロゼオール シンデレラdeナイト」は普段飲んでいるアルコール飲料をおいしくしてくれるというよりも、より繊細に味わうことができるグラスといえるでしょう。結果として、特に香りを楽しむお酒はよりおいしくなったように感じました。個人的にはワイン、日本酒、ビール、ウイスキーなどはよりおいしく感じましたが、香り重視とはいえない缶酎ハイではそのメリットをほとんど感じませんでした。

基本的にはお酒好きなら1つ持っておくと、同じお酒をより楽しめるおすすめアイテムです。ただし「ロゼオール シンデレラdeナイト」で飲むとより香り豊かなお酒(だいたいより高価)を試してみたくなるのは、ちょっとした副作用といえるかもしれません。

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