過去でも未来でもない。「今の私」を基準に片付けをするメリット
手放すことは、捨てることではなく人生の優先順位を整えて、未来の自分を軽くすること。考え方が変わると、決断が驚くほどスムーズになります。そこで今回の記事では、モノを手放すことを軽やかに捉えるための考え方をご紹介します。あなたの人生が今よりもっとよりよく豊かになるよう、引き出し一つから、モノを選ぶことをはじめてみてください。
1. 「今の私」を基準にする
手放しを重く感じるのは過去の私やいつか使う未来の私が基準になっているから。判断するのは今の私。
今の暮らしに役割がないなら、十分役目を終えていると考えて、感謝して手放しましょう。時間の流れによって、過去必要だったモノが、今の暮らしに必要でなくなることは自然なこと。不要になったのではなく、卒業と捉えると手放しやすくなりますよ。
2. モノはあなたの時間を占領していると捉える
モノを一つ持つごとに「片付ける」「管理する」「探す」など時間を消費しています。手放すことは、未来の時間を取り戻す行為と捉えると、手放すことは豊かな未来への第一歩と捉えることができます。あなたの大切な時間を不要なモノに奪われないで。
3. 持たないことも豊かさだと知る
モノが少ないと、選ぶ・管理する・決断する負担が減ります。生まれる余白こそが豊かさの源と捉えることで、心が軽くなり満たされていきます。モノではなく、時間や体験そのものに豊かさを見出せるようになると、違った暮らしの楽しみ方が見えてきます。
4. スペースは未来の自分への贈り物
空いたスペースは空虚ではなく、これから入ってくる必要なもの・体験のための未来の席を空けること。これは片付けを通して、モノと向き合い、今の自分にとって大切なモノを選び、そうでないモノを手放して手に入れたスペースがある人にしか、手に入れることができない贈り物。ご自身の未来をより豊かで満たされるものにしていきたい方は、是非ご自身にスペースをつくってあげてください。
5. 手放すことは自分を選ぶ行為
持ち物は、あなた自身を映す鏡です。いらないものを手放すことは「これからの私に必要なものだけを残す」という肯定的な選択。今の自分の人生に、必要なモノを選び直すことを繰り返していくことで、人は成長し人生を広げていくことができます。是非、ご自身の人生によりよい選択をして、より豊かな暮らしを送っていけるよう、手放すことを怖がらないで。
手放すことは、捨てることではなく人生の優先順位を整えることで、未来の自分を軽くすること。あなたの人生が今よりもっとよりよく豊かになるよう、引き出し一つから、モノを選ぶことを始めてみてください。
Kazuko/整理収納アドバイザー 整理収納教育士