「おろし器」の意外と知らない“正しい洗い方”「スポンジで洗うのはNGだった…」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。大根や生姜をすりおろすのに便利な「おろし器」。使い勝手は抜群でも、すりおろした後の処理に困ったことはありませんか? ここでは、やってはいけないNGなお手入れ方法と「おろし器の正しい洗い方」を合わせてご紹介します。
スポンジや布でこするのは間違い!
おろし器には刃がついているため、食器や鍋と同じようにスポンジで洗うのはNGです。汚れをこすり落とそうとすると、スポンジが刃に引っかかってボロボロになります。
また、洗った後に布で水分を拭き取るのも避けた方が無難。刃で布の繊維がほつれ、クロスの寿命が縮まりかねません。
お手入れ方法が厄介なおろし器ですが、コツをつかめば洗うのはとても簡単ですよ。
おろし器の正しい洗い方
用意するのは、歯ブラシだけ。スポンジは使いません!
手順1.使い終わったおろし器を水に浸けます
おろし器にこびりついた食材は、乾燥するとより落ちにくい厄介な汚れになります。
汚れが落ちやすくなるように、使い終わったら簡単に水で流してから、すぐ水に浸けましょう。
手順2.歯ブラシで汚れをかきとります
刃に残っている汚れを、歯ブラシで丁寧に取り除きます。汚れが酷い場合は、台所用中性洗剤を少量垂らしましょう。
表面・裏面の汚れをしっかりと落としてくださいね。傷がつかないよう、硬めのブラシは避けてやさしく汚れを落としましょう。
手順3.水で洗い流して、自然乾燥させたら終了!
すぐに使わないときは自然乾燥でOK!
今すぐ乾かしたい場合は、キッチンペーパーをあててたたきながら水気を切ります。
繰り返しになりますが、おろし器の汚れをラクに落とすポイントは「水に浸ける」こと!
溜めた水の中で振るように汚れを落としておくと、刃にこびりついた汚れの大半は落ちます。
使った後は「水へドボン!」を意識して、おろし器の正しい洗い方を試してみてください。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア