「斎藤vs久保」「所vs.ヒロヤ」など4カード追加!7/28『Yogibo presents 超RIZIN.3』は激闘満載
『Yogibo presents 超RIZIN.3』が7月28日(日)、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)で開催される。5月24日の記者会見では、斎藤裕 vs 久保優太、芦澤竜誠 vs 皇治、鈴木博昭 vs YA-MAN、所英男 vs ヒロヤの追加4カードが決まり、同大会は注目試合がてんこ盛りとなった。
斎藤 vs 久保は注目のフェザー級対決。元RIZIN同級王者の斎藤に、元K-1ウエルター級王者の久保が挑むという図式だ。
久保は「世間ではエンタメとか言われていたりして、リスクしかない僕の挑戦を受けてくださってありがとうございます」と、斎藤を持ち上げながらも、「僕はMMA、RIZINのフェザー級でチャンピオンになるという目標を掲げているので、それにはここで勝って乗り越えないといけないと思ってます」と本音を吐露。そして、「人生大きな失敗をしても努力次第で何度でもやり直せる、復活できるっていうところを格闘技を通じて僕はみんなに見せたいと思うので、当日は絶対に斎藤選手を倒して乗り越えたいと思います」と熱く強い思いをぶつけた。
受けて立つ斎藤は「久保選手は4連勝していてすごくMMAに対応してきている印象はあるんですけど、自分が試合してきている相手とは訳が違うと思ってます」と、あまり意に介していない様子で言葉を続ける。「自分がやってきた格闘技を7月28日にやるだけなので、エンタメとかいろいろ言う人もいるんですけど、そんなもの関係なく最短で終わらせる方法で行きたいと思ってます」と早期決着を約束した。
芦澤 vs 皇治は元K-1の”暴れん坊対決”となる。
カード発表会見は大荒れ。昨年4月にキックルールで対戦し、判定2-1で勝利した芦澤に、皇治が「ちょうど1年前恥かいたので、4万人くらいの大きな会場でボコボコにして恥かかせ返してやろうと思ってます」と挑発した。これに対し、芦澤は上から目線で「これやる必要ないだろ。やる必要あるの?」と話したかと思うと、「4万人の前で俺を泣かせたいんだったら、ベアナックルでやろうぜ。ベアナックルだったらやってやるわ」と提案。
すると皇治は「ビビっとんのか。お前がMMAやる言うからMMAに来たんや」と返したが、芦澤は「ベアナックルでやろうぜ。お前とは喧嘩してぇわ。ベアナックル以外でお前とはやらないわ」と譲らない。両者は距離を狭め、前蹴りを放った皇治に芦澤はダッシュから顔面を殴打。関係者が2人を引き離す事態となった。
騒ぎが収まった後、榊原CEOは「発表したけど、当日どうなるか。しっかり調整して、このカードを成立させるべく最終調整に動きたいと思います」と一旦持ち帰るとし、乱闘騒ぎについて「大変失礼しました」と謝罪した。
鈴木 vs YA-MANは、当初、4月の『RIZIN.46』で対戦が組まれていた。それが、YA-MANの膝負傷で延期。今大会で仕切り直しとなる。
YA-MANは「4月怪我で出れなかったんですけど、怪我の発表の時に怪物くんから『俺なら出るわ』って言われた」と鈴木の発言を根に持っている。その上で激勝を宣言。「俺はお前じゃないから。まぁ今回、怪物くんの膝を膝十字でぶっ壊してやるんでみなさん楽しみにしててください」と、アクの強い言葉を言い放った。
鈴木はこれに「超RIZINに出たくて流したんじゃねぇかって僕は思ってるぐらいで、ほんとはやりたくなかったのかなって。でも、ここに来たってことはやる気あるんだと思うので。燃えてんの?」と質問で切り返す。すると、YA-MANは「全快してるから、ボコボコにしてやる」と返し、鈴木は「やってみろ、お前。楽しみにしてるよ」と笑顔を浮かべた。
所 vs ヒロヤは、46歳のレジェンド所が、朝倉未来の弟子を相手に「負けたら引退」をかける試合となる。
頭を丸め会見に現れた所は、「ヒロヤ選手、試合を受けていただいてありがとうございます」と、20歳年下のヒロヤに一礼。ヒロヤも立ち上がり一礼し応えた。
すると所は質疑応答の中で「今回負けたら引退します」と宣言。その発言にヒロヤは「やることは変わらないので。その思いも全て受け止めて、胸を借りるつもりで、思い切りぶつかっていきます」と、動じることなく全力ファイトを宣言した。
追加カード会見に加え、扇久保博正 vs 神龍誠の対戦会見も行われた。
かつて師弟関係にあった扇久保と神龍は舌戦を展開。扇久保は「18の時俺言ったよな、お前に。18になったからもう親父と来るのやめろ、1人で道場来いって。そしたらその後すぐジム辞めたよな。1人でジム来るのが嫌だったんだろ? あと掃除の時間に俺がお前にトイレ掃除を頼んだのが気に食わなかったらしいな。俺は指導員としてお前のこと気に掛けてたし、上に行くと思って期待してたんだよ。俺の言葉がお前に伝わらなくて残念だったよ。そんな辞め方をした奴に俺は絶対超えられないから。ボコボコにしてやる」と、眼光鋭く、相手を切り捨てた。
やや押され気味の神龍だったが、「いや、超えますよ。その前に『俺とお前合わないな』って言ったっすよね。それ、指導員が言っていいんすか」と投げ返した。ところが、扇久保は取り合わない。すると神龍は「オッケーです」とコメントを打ち切り、静かに闘志を燃やした。
大会では、RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)の朝倉未来 vs 平本蓮など、好カードがズラリ。良い席は早めに押さえておきたい。