『脱走しやすい猫』に共通する4つの特徴とその理由 逃げて迷子に…という事故を防ぐ予防策も
「脱走しやすい猫」の特徴4選
1.好奇心旺盛の猫
好奇心旺盛な猫は、外にあるさまざまなものに反応し、うっかり外に出てしまうことがあります。
虫や鳥、外を散歩する犬や人、別の猫など、外の世界には猫の興味を引くものがたくさんあるので、夢中になると思わず脱走するようです。
特に子猫はなんにでも興味を示しやすく、恐怖心も薄いので注意しましょう。また、成猫になれば安心、というわけではありません。
3歳頃までは活発で好奇心も強いので、窓や玄関から脱走してしまわないように対策しておく必要があります。
2.発情期の猫
猫は発情期を迎えると、繁殖をするためにパートナーを探し始めます。そのため外に出ようとしてしまうのです。
避妊・去勢手術を受けることで発情期の問題行動を抑えることができ、生殖器が原因となる病気の予防をすることができます。
完全室内飼いで繁殖の予定がないのであれば、不妊手術を受けることをおすすめします。猫にとって発情期は体の負担が大きくストレスになるので、手術を受けることで負担を減らすことができます。
3.外で暮らした経験のある猫
猫は縄張り意識の強い動物なので、外で暮らした経験のある猫は自分の縄張りを確認しようと外に出たがる傾向があるようです。
猫の本能的な行動なので、「自分の縄張りはこの家の中なんだ」と思ってもらえるまでは根気よく見守る必要があります。
隙を見て飛び出してしまわないように、脱走対策はしっかり取るようにしましょう。
4.ストレスを感じている猫
猫は環境の変化に大きなストレスを感じます。そのため、引っ越しや新しい家族を迎えたときに「縄張りを脅かされた」と感じてしまうことがあるようです。
特に引っ越しをして部屋の中が全く違う環境になった場合、元の縄張りに戻るため脱走しようとしてしまいます。
飼い猫の使っていたものをたくさん置いて、自分のニオイで安心できるように環境を整えてあげましょう。
子供や新しいペットを迎えたときも同様です。他の動物が入れない「飼い猫だけの空間」を作ってあげるようにしてあげてくださいね。
猫の脱走を防ぐためには
猫の脱走を防ぐために有効なのは、窓や玄関など外に出る通路をふさいでしまうことです。猫はジャンプ力があるので、柵を付けるときは床から天井までしっかりふさげるものを選ぶことが大切です。
猫の脱走防止用の商品も販売されていますが、ホームセンターや100円ショップで売られているものを使って手作りすることも可能です。ご自宅のレイアウトに合ったものを使うようにしましょう。
また、万が一脱走してしまった場合に身元がわかるよう、首輪やマイクロチップの装着をおすすめします。
まとめ
猫が脱走してしまうと、事故や怪我、感染症などたくさんの危険にさらされます。最悪の場合帰ってこられなくなってしまったり、命を落としてしまう可能性もあるので注意しましょう。
猫の脱走は経路をふさぐことで防止することができます。ネットでもたくさんの種類やサイズの脱走対策グッズが販売されているので、万が一の場合に備えて準備しておきましょうね。