南消防署 ポストに啓発ステッカー 三者連携で安全安心の街に
南消防署と印刷会社の(株)グランド=井土ヶ谷上町=、横浜南郵便局は、三者で連携し、消防団員募集と予防救急を啓発するステッカーを南区内すべての計138カ所の郵便ポストに貼付する。2月14日にはステッカーの贈呈式が行われた。和田誠名署長は「署の最重要課題を多くの方に知ってもらう機会をいただいた」と感謝を述べた。
この取組は、(株)グランドの鷺巣(さぎす)卓也代表取締役が事業分野を生かした啓発物品を製作し、安全安心な街づくりに貢献したいと、横浜市が民間に公民連携事業を募集する「共創フロント」に提案したことから始まった。提案を受けた同署が市と包括連携協定を結ぶ日本郵便(株)南関東支社に、製作したステッカーをポストに貼付できないかと相談、横浜南郵便局が応じたことで実現した。
鷺巣代表は「子どもを育てる親として、防災や共助の意識は重要だと感じている。今後も地域の役に立つ活動をしていきたい」と話した。消防団協力事業所でもある、横浜南郵便局の遠藤努局長は「南区では1日5000通の郵便がポストに投函されている。足を止めてもらうことで、団員の加入促進や予防救急の周知の一助になれば」と話した。