JAえちご上越 エダマメ販売額 目標の1億円達成
エダマメをブランド化して農家の所得向上を目指すJAえちご上越は、今年の売り上げの目標額１億円を初めて突破しました。JAによりますと主な産地である秋田や山形などが不作だった影響で管内の単価が１キロあたり900円ほどになり、統計をとっている平成22年以降、最も高くなったことなどが要因だと分析しています。
これは、30日（土）に開かれた、JAえちご上越の「えだまめ次年度対策会議」で明らかになりました。今年はJAひすいと合併後、初めてエダマメを栽培しました。作付面積はこれまでで最も広いおよそ7100アール以上でしたが、実が大きくなる6月に気温が高く、雨の日が少なかった影響で不作となり収穫量は減りました。エダマメは主に県内や関東甲信地方に出荷され販売量は91トンと、これまでで最も多かった２年前と比べて13トンほど減りました。
一方で主な産地である秋田や山形などが不作だった影響で、管内の単価は1キロあたり900円ほどと、これまでより200円から300円ほど上がり、統計をとっている平成22年以降、最も高くなりました。
JAえちご上越ではコメに頼らない農業を目指そうと5年前からエダマメのブランド化に取り組んでいて目標の販売額１億円を掲げてきました。今年は地元の直売所なども含めると１億850万円ほどとなり、目標額を初めて突破しました。
JAえちご上越 営農部販売課 後藤直行 課長補佐
「ずっと目標にしてきた１億円の販売金額を達成した。簡単ではなかった。出荷（シーズン）最後まで切れ間なく出荷することができた。それによって産地としての信頼を得ることができた」
JAえちご上越では今後、天候の影響を受けにくい苗から植える方法を農家に広めるなどして、来年は販売額1億2000万円を目指すことにしています。