【姫路】レストラン「麦と牛」レトロな空間で香り高いクロワッサンと上質な和牛を味わって♪
姫路市青山西に店を構える「麦と牛」。経験豊富なシェフが腕を振るう落ち着いた雰囲気のレストランです。得意とするのは、香り高いクロワッサンをアレンジしたメニューの数々と、全国各地の和牛で作るジューシーなローストビーフやステーキ。開放的でレトロな空間も心地よく、ちょっぴり優雅なカフェタイムを過ごせること間違いなしです。
・「麦と牛」
太子東ICから東へ車で約3分、国道2号沿いとアクセス良好な場所に位置する「麦と牛」。30年以上にわたり、大阪や姫路のホテルをはじめ、ステーキハウス、ファミリーレストランなど、あらゆるジャンルの飲食店で修行を積んだシェフが営むレストランです。豊富な経験を生かし、それぞれの優れた要素を組み合わせたお店を立ち上げたいと、2024年8月8日にオープンしました。
レストランでは珍しい券売機を導入したことが一つの例。オーダーや会計を効率化し、その分お客さんへの丁寧なおもてなしを重視したいという思いからです。
もとは喫茶店だったという築50年の建物。木目を基調とした重厚感のある佇まいはそのままに、昔ながらの掛け時計や独特な風合いを醸(かも)すランプといったインテリアが、古き良き時代を想起させます。高さのある梁(はり)見せ天井は開放感を演出してくれ、ところどころに映える緑にも癒やされます。
周りを気にせずくつろげるよう、27席をゆったりと配置。友人や家族とはもちろん、おひとり様でも利用しやすい雰囲気です。調理をする様子はカウンター越しに見ることができ、ライブ感があるので待ち時間もワクワクします。
お客さんから由来を問われることも多いという店名「麦と牛」。看板メニューであるクロワッサンの原料“小麦粉”と、肉質の優れた“和牛”を指しています。インパクト抜群で、意味を知ると納得の忘れられないネーミングですね。
・発酵バター香るクロワッサンが主役のメニュー
『フレンチトースト(サラダ)』580円
ヨーロッパから仕入れた生地を店内で焼き上げるクロワッサンは、1個(150円)から注文OK。できたてが運ばれてくると、たっぷり含まれた発酵バターの甘い香りに包まれます。ほどよく利いた塩味と、外はカリッと、中はしっとりとした食感が特徴です。
そんなクロワッサンで作るフレンチトーストは、ブランチにぴったりな一皿。塩味とのバランスを考慮して配合を工夫した卵液が、折り重なった生地の層一つひとつに染み渡り、とろりとした食感に仕上がっています。食パンで作るフレンチトーストよりもふわっと軽く、クロワッサンを1個半使用しているにも関わらず、ぺろりと食べられます。
ミックスビーンズ入りのサラダが付いてくるのもうれしいポイント。甘みと酸味が見事に調和したフレンチドレッシングをかけていただきます。軽食ではなくスイーツとして楽しみたい人には、アイスクリーム付きのセット『フレンチトースト(フルーツ)』(790円)がおすすめ。クロワッサンで具材を挟んだ『サーモンアボカド』や『フルーツサンド』(各720円)も用意しています。
・ランチには和牛にこだわった贅沢グルメを
『和牛ローストビーフ丼(スープ付き)』1,990円
クロワッサンに続くおすすめが、日本の誇れるブランドでもある上質な和牛。博多、鳥取、姫路など産地は変動するので、その時々に異なる味わいを食べ比べるのも醍醐味の一つです。
シェフ渾身のローストビーフは、フランス産のまろやかなゲランドの塩で下味を付けています。高温のオーブンで一気に焼き上げるのは、中心温度を徹底管理しているからこそなせる業。絶妙な火入れ加減で、外はカリッと香ばしく、中はしっとり柔らかい口溶けを実現しています。味の決め手は、自家製の風味豊かなシャリアピンソース。口に運んだ瞬間に伝わる、うま味が凝縮された和牛のおいしさにきっと驚くはずです。ごはんが見えないほどぎっしり敷き詰められていることからも、シェフのサービス精神が伺えますね。
※シャリアピンソース…タマネギや赤ワインに醤油を加えた日本発祥のステーキソース。
このほか、炭の香りをまとわせた贅沢な『和牛ハラミステーキ丼』(2,450円)や、厚切りで肉々しい『和牛ランプステーキ』(2,280円)も要チェック。
セットのスープの種類は、コンソメ、クリーム、トマトなど日替わり。その時々で変わる野菜のほか、和牛の切れ端が入っていることで、奥深い風味が広がります。
『ホットサンド(スープ付き)』1,360円
シェフがホテルに勤務していたころに提供していた思い入れのあるクラブハウスサンドを、地域の人々にも知ってもらいたいと考案したのが『ホットサンド』。味のクオリティはそのままに、リーズナブルな価格で提供しています。
チキンとベーコンは、イギリス生まれの「リーぺリン」と呼ばれるウスターソースと白ワインで炊いて味付け。酸味、辛味、甘みのバランスが絶妙で、鶏むね肉の繊維にしっかり味を染み渡らせています。このほか、シャキシャキ食感のレタス、トマト、キュウリといったみずみずしい野菜に加え、チェダーチーズもサンド。トーストは小麦の味がしっかり感じられ、ピリ辛のオリジナルカクテルソースが味を引き締めてくれます。ボリューム満点なので、シェアして食べてもOK。
・繊細でかわいらしい自家製スイーツも豊富
左から『バナナのクロッフル』230円、『苺のクロッフル』290円
スイーツメニューも多数スタンバイしています。クロワッサンをワッフルメーカーで焼いたクロッフルは、生地から仕入れる同店ならでは。プレスされることで、クロワッサンとはまた異なる、もっちりと濃密な生地のおいしさを味わえます。
自家製カスタードとホイップのほか、キャラメルソースとナッツがあしらわれた『バナナのクロッフル』と、甘さだけでなく酸味も併せ持った絶妙なハーモニーの『苺のクロッフル』からチョイスして。
『本日のケーキ』520円
季節に合わせた限定メニューは毎日2種類ほど登場します。取材日は「抹茶のガトーショコラ」。香料など余計なものは入れず素材本来の味を生かしており、まるで生チョコを食べているかのような濃厚さに思わずうっとり。フォークを入れた瞬間は硬さを感じるものの、舌の温度でねっとりと溶ける口当たりを堪能できます。抹茶ソース、あんこ、ホイップ、フルーツがトッピングされ見た目も華やか。かわいらしい絵が描かれたクッキーは、一枚ずつデザインを変えるこだわりぶりです。
このほか、メレンゲクッキーをのせた昔ながらの『プリン』(180円)や、クロワッサンのクルトンや手作りのパウンドケーキが隠れた『チョコバナナパフェ』(780円)も人気です。シェフの一押しは『焼き菓子盛合せ』(780円)。トーストの形に焼き上げたフィナンシェには目玉焼きを模したアイシングが施され、とってもキュート。アイスクリーム、パウンドケーキ、クッキーが添えられたお得な内容です。
繊細な料理の数々にシェフの技が光るレストラン「麦と牛」。丁寧な接客と素敵な空間も相まって、つい時間を忘れてしまいそう。すべてのメニューが開店時刻からオーダーできるので、相手やシーンを選ばず気軽に立ち寄ってみてはいかが?
■詳細情報
■DATA
麦と牛
所在地
兵庫県姫路市青山西5-1-18
電話番号
079-260-8403
営業時間
10:00〜17:00
(フード/L.O.15:00、デザート、ドリンク/L.O.16:30)