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『アベンジャーズ』ルッソ兄弟が手がけるAmazonドラマ「シタデル」シリーズより、それぞれインドとイタリアを舞台にしたスピンオフ「シタデル ハニー バニー」と「シタデル ディアナ」の打ち切りが決定した。メインシリーズ「シタデル」のみがシーズン2へ更新されており、2026年に配信予定だ。

Amazon MGM Studiosのテレビ部門を統括するバーノン・サンダース氏は、「インドとイタリアを駆け抜けた『シタデル ハニー バニー』と『シタデル ディアナ』のストーリーは、本家『シタデル』に統合されます」とコメントを発表。「2つの国際的なチャプターは広く楽しまれ、成功を収めた」としたうえで、「単独シリーズとしては継続しない」方針を明らかにした。

一方、「シタデル」シーズン2については「これまでで最も刺激的な作品になるでしょう」と述べ、2026年春頃のリリースを予告。「緊張感あふれるストーリー、新たな優れたキャスト陣、そして大胆で映画的な野心をもって、ナディアやメイソン、オーリックの感情的な旅路が、容赦ないマンティコアとの戦いの中でさらに深く描かれます。『シタデル』シーズン2は、2026年第2四半期に世界同時配信される予定です」。

当初、本作はルッソ兄弟が（MCU）のような「ユニバース展開」や「クロスオーバー」をだったが、現在は苦戦を強いられている模様。「シタデル ハニー バニー」と「シタデル ディアナ」はそれぞれのローカル市場で好調だったものの、世界的なヒットには至らなかった。また、メキシコ版やスペイン版といったスピンオフも企画されていたが、「シタデル」シーズン2の完成を優先するため、計画は一時的に保留されている。

「シタデル」シーズン2は、前シーズンの1カ月後が舞台となる。世界中でマンティコアのエージェントに追われるなか、シタデルのスパイたちは地下に潜伏していた。しかし、マンティコアのブラジル人億万長者パウロ・ブラガが、シタデルの元エージェントであるバーナード・オーリックが開発した破滅的なテクノロジーを世界に放つと脅迫したことから、スパイたちは新たに型破りなチームと手を組むことになる。

ショーランナーはシーズン1から引き続き「ナチ・ハンターズ」のデビッド・ベイル、エピソード監督はジョー・ルッソが担当。ベイルとルッソ兄弟は製作総指揮にも名を連ねる。

キャストは、メイソン役のリチャード・マッデン、ナディア役のプリヤンカー・チョープラーが続投。新たに『ミッドサマー』（2019）などのジャック・レイナーが参戦する。

「シタデル」シーズン1、「シタデル ハニー バニー」、「シタデル ディアナ」はAmazon で配信中。

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