塚口にオープン 地域の深夜食堂的存在『松木ん家』で「フグのてっさ」をいただきました 尼崎市
塚口にオープンした、“深夜帯”でも美味しいご飯を提供するお店『より処 松木ん家』(尼崎市)に取材へ行ってきました。
阪急塚口駅から徒歩約4分で階段を降りた右手にあるお店です。
店内はカウンター席とテーブル席の両方があり、一人でも複数人でもゆっくり料理やお酒を楽しむことができる空間になっています。店主の松木さんは、17年間大阪のフグ専門店で働いた経歴の持ち主。出身地である塚口に戻ってきた際に夜遅くに営業しているお店がほとんどなくなってしまっているのを知り、いずれ自身の店を持ちたいと考えていたこともあって同店をオープンされました。
17時から朝5時まで営業されているので、飲食店で働いている方々や口コミで訪れたという方が多いそう。ラインナップは、旬の食材をつかった「おばんざい」や夏に嬉しい「冷製おでん」、新鮮な「お造り」などが揃えられています。
“材料は企業秘密”という自家製のポン酢が自慢で、それに合う料理を提供したいと考え「玉ねぎサラダ」や「ローストビーフ」などを提供されており、今回はそのポン酢でいただく「フグのてっさ」と人気No.2の「イタリアン春巻」を試食させてもらいました。
綺麗に盛り付けられた「てっさ」は美しく熟練の技が光る一品です。
歯ごたえを重視してほかのフグ店よりも分厚く切られた身を自慢のポン酢につけていただくと、コリコリとした食感で甘みがあり本当に贅沢です。ポン酢は酸味が抑えられたすっきりとした甘みがあり、フグの味を引き立たせてくれます。
次に薬味のねぎと一緒に食べると、シャキシャキとした食感やさっぱり感が加わってさらに美味でした。
次によく注文されるという「イタリアン春巻」は、ありそうでなかった一品。中にはハム・チーズ・大葉などが入っており揚げたてなので外の皮はパリパリで中からチーズがとろ~りと溶け出しお酒が進む味です。
食べ進めると下の方には旬のコーンも入っており、夏を感じられました。
自家製ポン酢は、500ml・1,000円(税込)で販売されていて、自宅で同店の料理が再現できてしまいそう。中には、同店の「玉ねぎサラダ」にハマってしまい早速これを購入して「同じものを作ります!」と言って帰られたお客さんもいるそうです。
さらに、同店では事前予約すればフグや鱧、すっぽんなどのコース料理が6,000円~いただけるそうで、なかなか専門店でしか食べられないものが同店ではいただけるので、すでに好評なんだとか。塚口の「深夜食堂」になりたいとこれからもお客さんの要望に沿ったメニューを日々考えて出されていく同店から目が離せません。
場所
松木ん家
(尼崎市南塚口町1-3-6-101)
営業時間
17:00~5:00
定休日
不定休(7月は29、30日が休み)