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【金沢】手仕事の温もりあふれるセレクトショップ「shio」がオープン!日々の大切さを感じられる器をじっくりと【NEW OPEN】

週末、金沢。

4月27日、金沢市観音町に「shio(シオ)」がオープン!
店主が心惹かれた器や手仕事の魅力を感じられる品々を、手に取ってゆっくり選ぶことができるショップが誕生です。

観光客でにぎわうひがし茶屋街の通りを抜けた先にある、観音町にオープンした「shio」。
全国から選りすぐった注目作家の器や工芸品、古道具、アクセサリーなども扱うセレクトショップです。

金沢町家をリノベーションした建物は高い天井と大きな窓から柔らかな光が入り、歴史を感じさせる古きよき時代の雰囲気が漂う空間が、手仕事から生まれた品々の魅力をより引き立ているよう。
活気あふれる茶屋街とは対照的に、静かでゆったりとした時間が流れています。

並べられたアイテムに共通するのは、作り手の温もりや想いが伝わるもの。
特に土の風合いが感じられる「土もの」の器をメインにセレクトされています。

中でも人気が高いのは、愛知県常滑市を拠点に活動する陶芸家・高田谷将宏氏の作品。
薪窯で焼くことで生まれる独特の風合いが魅力で、力強さと優しさが共存しシンプルながら存在感のある器たちです。

山形県に工房を構える陶芸家・鈴木美雲氏のこちらの器には、山形ならではのさくらんぼやラ・フランスの果樹灰から作った釉薬が使われているそう。
自然が生み出す奥深い色合いが引きこまれるような美しさです。
自作の蹴ろくろを用いることで、柔らかな形の揺らぎが生まれます。

佐賀県の唐津を代表する「隆太窯」で修行した陶芸家・下村淳氏の作品も注目を集めています。
洗練されたモダンなデザインと伝統的な技法が融合した唯一無二の佇まい。
軽やかな質感でどんな料理にも合わせやすく、日常使いの器として活躍すること間違いなしです。

作り手の想いが感じられるものを身につけたいという方には「Domaci」のアクセサリーがおすすめ。
繊細な手刺繍と希少なヴィンテージのメタルパーツを組み合わせたピアスやイヤリングなど、どれも一点もので独特のデザインと風合いが魅力的です。
いつものコーディネートにさりげなく印象的なアクセントを添えてくれますよ。

そして、これからの季節にぴったりのアイテムが「principle of overprint」のバッグ。
新潟県の離島・粟島に伝わる原始的な技法「縄文編み」を使用し、美濃和紙の素材で作られています。

美しい網目が涼しげで、柔らかく軽いのにしっかり丈夫なのもうれしいポイント。
長く持っていても肩が凝らないのだとか。

その他、手に取りやすいものから手仕事の魅力を知って欲しいと、カトラリーやわら細工の鍋敷き、竹かごなど、気軽に買えるアイテムも国内外から幅広く揃えています。

穏やかな光が入る縁側は、作品を吟味するのにちょうどいい場所。
散歩や旅のひと休みに、そして近所の方々の憩いの場として利用してほしいとの思いが込められているそう。

高知県で作陶する小野鯛氏の作品。

能登半島地震発生後、珠洲市を訪問したことがきっかけで人生観がガラリと変わったという、店主の大野 詩桜(しお)さん。
大切なものを一瞬で失った方の話を聞く中で、作り手の温もりが感じられる器で日々を慈しむことのありがたさを感じ、東京から移住して開店を決意されました。
「作家の元へ伺い、一枚一枚選ばせていただいています。作家ものの器を使ってこなかった方にもぜひ手に取っていただきたいです。」

手仕事の温もりを感じる品々に触れられる「shio」。
卯辰山の麓のゆっくりと時間が流れる場所で、それぞれの作品が持つ物語に耳を傾け、心ときめく出会いを求める贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

shio(シオ)


住所石川県金沢市観音町2-4-12
TEL070-5466-5819
営業時間10:00-17:00
定休日火・水曜(祝日は営業)
駐車場近隣に有料Pあり
公式Instagram( https://www.instagram.com/shio_jp_/ )


この記事のライター

酒井恭子(さかいきょうこ)

金沢市在住のフリーライター。TV番組制作や雑誌編集の仕事を経て、グルメ・教育・医療・子育て情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。食べ歩きが趣味で、特におにぎりやピザ、ラーメンなど炭水化物が大好物!絶賛ダイエット中です(笑)。

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