鳶尾小林中 PTA活動で大臣表彰 「小さな積み重ね」が成果に
優れたPTA活動をたたえる2024年度優良PTA文部科学大臣表彰の受賞式がこのほど開かれ、厚木市の鳶尾小学校PTA(保護者と先生の会)と林中学校PTAが表彰を受けた。3月13日に両校関係者が厚木市役所を訪問し、佐後佳親教育長に受賞を報告した。
表彰はPTAの健全な育成や発展に資することを目的に、優秀な実績を上げたPTAを表彰するため1955年に創設されたもの。23年度の活動を対象にした今回の表彰には、全国から112校、県内から9校が選ばれた。
市役所での報告には、鳶尾小PTAの横澤亮平会長と山田由香副会長、永桶千秋校長、林中学校PTAの小林茜、佐藤裕美子両副会長、広瀬清美校長が出席。佐後教育長に受賞を報告した。
鳶尾小は市内最大の校地面積を有し、学校支援として周辺自治会の協力を得て草むしり活動を実施。100人ほどの参加があり大きな成果を上げたことが評価された。
横澤会長は「本年度だけでなく長年の実績があったからこそ。これからもできる形で継続し、子ども達に小学校でしかできない経験をプレゼントしたい」と話した。
林中は、PTA活動をより効果的にするために会員の意見を取り入れただけでなく、コロナ禍で使えなかった予算に関しても生徒からのアイデアを取り入れて成果につなげた。
小林副会長は「一人一人が思いを込めて活動してくれ、小さな積み重ねが評価された。人と人とのつながりを大切にして、子ども達にできることをしていきたい」とあいさつした。
佐後教育長は「市内から2校が表彰を受けたことは光栄。PTAの在り方が問われている今、子ども達を中心に大人が集まってくれることで、子ども達が笑顔になってくれている。その活動に感謝しています」と両PTAの活動をたたえた。