北下浦の魅力 動画でPR 住民有志らマラソン契機に
長沢、野比、粟田などからなる横須賀市の北下浦地区の魅力を発信するため、地元有志らが同地区を動画で紹介するYouTubeチャンネル「きたしたうらチャンネル」を設立した。同地区の観光スポットや店舗、イベント等を週1回程度の頻度で紹介していく。
チャンネル設立の発起人は、京急長沢駅付近でマリンスポーツ用品店を営む原良一さん。3月16日に行われる北下浦ふるさとマラソンに際し、「海岸沿いの景色だけでなく地域全体を観光地として楽しんでほしい」と同大会で司会を務めるシンガーソングライター・灯織(ひおり)さんとともに企画を立案した。1月14日に投稿された1本目の動画では、実行委員長や原さんが同大会の魅力やコースなどを紹介している。
「通り道でなく目的地に」
北部には市街地と米軍基地、南部には三浦海岸や三崎と、南北を観光地に挟まれた同地区。「観光客の通り道になっていて、ここを目当てに訪れる人は少ない」と原さんは現状を分析する。一方で、数Kmにわたる海岸線や房総半島・伊豆大島を見渡せる三浦富士など風光明媚な環境資源は豊富だ。「潜在能力は湘南地区にも負けない自信がある。マラソン大会は各地域を知ってもらう良い機会なので、注目ポイントをたくさん紹介したい」と意気込む。
同地区で楽しめるウインドサーフィンやSUP、登山などのアクティビティーも積極的に紹介することで、「都心から1時間で来れるアウトドア拠点」としてのブランド構築も目指す。「地元の中高生も巻き込み、多世代でアイデアを出し合いたい」と地域一体でチャンネルを盛り立てていく構えだ。
次回の撮影は来月初頭で、長沢周辺の飲食店を紹介する内容を同月中旬頃から順次配信していく予定だ。「紹介してほしい場所や店舗があれば教えてほしい」と原さん。宛先は【メール】info@yokosukapc.com。