本気で喜びを伝えたいときにはシンプルな言葉がベスト!でも注意すべき伝え方とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話】
【ACTION 褒める】本気で喜びを伝えたいときにはシンプルな言葉がベスト!「すごい!」「さすが!」
「上から目線」にならないよう意識する
自分にいいことがあったとき、真っ先に伝えたくなるのは、「喜び」や「うれしい気持ち」ではないでしょうか。素直な気持ちを伝えて相手が喜んでくれれば、自分の気持ちも豊かになっていきます。
喜びを伝えるにはいくつかの要素があります。まずは、「相手に対して感謝を伝えること」、次が「褒めること」です。「ありがとう」と気持ちを伝え、相手がしたことを「すごい!」「さすが!」と褒める。そうすれば、相手も悪い気はしません。さらに、「うれしかった」や「楽しかった」などと、自分が感じた気持ちを素直に話すのも効果的です。
また、相手が話している言葉に対して、「私もそう思う」や「よくわかる」などと共感することも大切です。お互いの気持ちを分かち合うことができれば、うれしい気持ちが増えていきます。
なお、「喜び」や「うれしい気持ち」を伝えるときは、難しい言葉を使う必要はありません。どんなに難しい言葉で表現しても、相手がピンとこなくては意味がないのです。「単純でシンプルな言葉」「いつも使っている言葉」であることを意識して、会話するように心掛けておくといいでしょう。
またひとつ注意したいのが、褒める言葉の選び方です。例えば、よく使いがちな「頑張ったね」はどこか上から目線のような印象を与えてしまいかねません。言われた側も気分を害する可能性もありますので、対等な目線に立つことをつねに意識しておき、「さすがだね」や「すごくいいね」といった、普段話しているような言葉を選ぶことが重要です。
「喜び」にはいくつかの要素が含まれる
感謝する「いつもありがとう」、感想を言う「うれしかった」、褒める「すごいね」、共感する「よくわかるー」
難しい言葉を使っても、相手に伝わらなければ意味がない
【単純でシンプルな言葉】【いつも使っている言葉】がベスト
特に気をつけなければいけないのは「褒める」こと
「よくやったね」「頑張ったね」といった褒め方は、上から目線に感じ、相手に不快な感情を抱かれる可能性がある。
目線が上から
「さすがだね」「すごくいいね」など、対等な目線での感想は、相手にも喜ばれる。
目線が対等
CHECK!
対等な目線で、素直な感想を述べて褒める
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話』著:五百田達成