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竹山団地中央商店街 新たな交流拠点誕生 空き店舗を改修

タウンニュース

(上)竹山セントラル(下)竹山エアラボで説明を聞く団地住民

竹山団地内の竹山中央商店街の空き店舗が改修され、「運動」と「交流」の視点を持つ新たな施設「未来研究所竹山セントラル」と「空気研究所竹山エアラボ」が誕生した。竹山団地で進む「健康・つながり・まち」づくりの取り組みの一環で、12月6日には竣工式と内覧会が開催された。

竹山団地は、神奈川県住宅供給公社が開発した郊外型住宅団地で、供用開始から50年以上が経過。高齢化率が約45%と区内で最も高く、高齢者の介護予防、健康増進、コミュニティの活性化等が課題となっていた。

そこで2020年3月に、地域活性化と学生の健全育成を目的に、県住宅供給公社と神奈川大学が連携協定を締結。同大学のサッカー部員が同団地に住み、地域コミュニティの課題解決につなげる「竹山団地プロジェクト」を始動させた。

部員らは竹山連合自治会と連携し、花火大会や防災訓練などの地域活動行事をサポート。同部をサポートしている特定非営利活動法人KUSCとともに、近隣の小学校での学習支援、団地内の高齢者を対象とした「スマホ教室」の支援を行うなど交流を深めている。

健康づくりに寄与

このほど開設された2つの施設は、県住宅供給公社と神奈川大学、特定非営利活動法人KUSCの3者の協働により実現。運動と交流の視点から、竹山団地の未来を考える新たな拠点として期待が寄せられている。

竹山セントラルは、地域住民の健康促進やコミュニティづくりを目的に開設された施設で、健康体操教室やスマホ教室などの取り組みを継続しながら、ヨガなども受講できるようになる予定。

竹山エアラボは低酸素システムを導入した最新鋭のトレーニング施設。低酸素下でのトレーニングは通常の運動より短時間・低強度で健康を保つことができるため、高齢者や運動習慣のない人にも適した環境をつくることが可能になる。

竣工式当日は主催者である神奈川県住宅供給公社、神奈川大学、特定非営利活動法人KUSCのほか、神奈川県知事の黒岩祐治氏、神奈川県議会の柳下剛議長など多数の来賓も出席。黒岩知事は「新しい試みに期待している。多世代交流によって皆さんが元気になってくれれば」と話していた。また、内覧会も行われ、団地住民の多くが参加。エアラボの施設に目を丸くしながら「団地の中で山登りみたいな体験ができるなんて最高」と笑顔を見せていた。

両施設は1月からプレオープン、本格始動は4月からを予定している。

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