緑公会堂 裏側探検を初開催 参加者が機材操作を体験
緑公会堂のホールの裏側を探検し、普段目にする機会のない数々の機材などに触れて操作も体験するイベントが12月7日、同公会堂の講堂で初めて開催された。
参加者たちを前に、緑公会堂の久保田且男館長は同公会堂の歴史を紹介。1972年5月に開設されたことや、2016年5月にリニューアルオープンしたこと、株式会社清光社=本社・中区山下町=が指定管理者となっていること、ステージの緞帳(どんちょう)などについても伝えた。
その後、舞台機構調整技能士の有資格者を含む同公会堂スタッフが、参加者たちに照明や音響などの機材について解説。参加者たちはさまざまな質問を投げ掛け、熱心に説明を聞いていた。
さらに、軍手を両手に舞台上にひな壇を組む体験のほか、赤、青、緑のカラーフィルムを貼った照明機器を使用し、3色を混ぜ合わせてさまざまな色を作る体験もした。舞台中央でスタッフがマイクを手に歌う中、参加者が実際に音響機材を使って音楽を流し、ライトで光の演出を楽しむ場面も見られた。
参加した女性は「スタッフの研修を受けているみたいだった。詳しく教えてもらえて良かった」と笑顔で話した。
久保田館長は「緑公会堂に一層親しみを持ってもらおうと企画した。参加していただけて非常にうれしい」と語った。