「さらに40センチの大雪…交通障害に注意」北海道の天気予報&気象予報士解説/2025年10月28日更新
北海道のあす29日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
これからの雪は?
札幌ではミゾレが降りましたね。上空に強い寒気が流れ込んでいます。
実は札幌の初雪の観測は先週木曜の夜遅くでしたが、きょう28日(火)の方が目に見えて雪が降ったと分かりましたね。
あす29日(水)にかけても寒気が居座り、日本海側を中心に雪が降ります。
あす午後6時までの24時間予想降雪量です。上川地方の旭川や名寄、空知地方の岩見沢や三笠、後志地方の俱知安町など平地の多いところで5センチ前後、中山峠など山沿いで10センチ前後、大雪山系周辺ではすでに20センチを超える雪が降っていますが、これからさらに40センチの大雪です。交通障害に注意して下さい。
札幌中心部では、これからほとんど雪は降りません。
28日(月)の天気と気温
旭川の午後5時の積雪は3センチです。旭川では平年より1週間早く、シーズン初めの積雪を観測しました。路面凍結のおそれもあるので、バスの乗り降りなど気を付けて下さい。
あす29日(水)の天気と気温です。
日本海側を中心に雨や雪が降るでしょう。風はきょう28日(火)より弱く、幾分しのぎやすくなりますが、気温は11月上旬から中旬並みで平年より低くなります。
釧路川が波立っています。
風速は10メートルを超え、歩きにくくなるほどの強風が吹いています。あす29日(水)はしだいに風は弱まるでしょう。
あす29日(水)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝まで後志地方や渡島半島で雨や雪が降り、俱知安方面はうっすら雪が積もるでしょう。札幌は日が差して、きょう28日(火)より少しだけ寒さも緩みそうです。
道北・空知です。
朝は名寄や旭川、深川、岩見沢など平地でもうっすら雪が積もります。朝は少し時間にゆとりを持って出かけましょう。その後も昼頃まで雨や雪が降りそうです。
道東・オホーツク海側です。
道東はカラッと晴れるため、火の取り扱いに注意して下さい。オホーツク海側は雲が広がりますが、大きな崩れはないでしょう。きょう28日(火)より風は弱まります。
29日(月)からの週間天気予報
室蘭です。きょう28日(火)は帯広と室蘭、函館で初雪を観測しました。いずれも平年より早い観測です。
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
木曜は晴れますが、朝は札幌で1度、北見は‐5度と冷えるでしょう。その後は寒気が弱まり、稚内では木曜の夜から雨が降るでしょう。
太平洋側です。
木曜は晴れますが、朝は釧路でも‐2度まで気温が下がるでしょう。土曜は荒れた天気で、警報級の雨や風となりそうです。
29日(月)の札幌の朝昼晩の天気
あす29日(水)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
もんすけは手袋をしてますね。きょう28日(火)ほどではないですが、あす29日(水)も寒さが続きます。日が差しますが、暖かい服装でお出かけ下さい。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※28日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU