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「何度でも逃げてほしかった」東日本大震災の一日前に、もし戻れるなら【マンガ・14〜16話まとめ】

Sitakke

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元海上自衛隊のイラストレーター・ヤマモトクミコさんが、東日本大震災の支援を通じて学んだことをマンガでお伝えする連載「元自衛隊員が描く“こころの防災”」。

「HBC演劇エンタメ研究会(エンケン)」のメンバーが、マンガに声をあててボイスコミックを制作しました。

HBC演劇エンタメ研究会(通称“エンケン”)

今回は第14〜16話のご紹介です。

【第1話から見る:元海上自衛隊が伝えたい「こころの防災」 東日本大震災から学ぶ/第1話】

エンケンメンバーは、代々木アニメーション学院札幌校で声の演技について学び、収録に臨みました。
【アフレコ体験レポ:アニメの声優さんってスゴすぎ!現役アナウンサー3人がアフレコに挑戦してみたら...】

近藤肇アナウンサー 収録を終えて

役柄に合わせてキャラクターごとの声色を変える、楽しい作業でした。

何よりも、東日本大震災の当時のこと、初めて見る景色が吹き込みながら伝わってきて、逆にこっちの方が感動してしまったのもありました。
感情をどこまで入れ込むのかに苦労しました。

次回もぜひご覧ください。## 第14話:妊産婦や赤ちゃんのための防災【後編】

※助産師等の専門職に相談の上、必要に応じて検討を

第14話あとがき

前回に引き続き、妊産婦・赤ちゃんのための防災の知恵を、ぎゅぎゅっと詰め込んでお伝えしてきました。

妊産婦さんや、小さいお子さんを育てているご家庭は、防災の備えに限らず、日常生活においても準備すべきことが多く、大変だと思います。少しずつでいいので、「もしも」の災害の備えについて、家族やパートナーとぜひ相談してみてください。

⇒ 内閣府が公開している防災情報「一日前プロジェクト」

第15話あとがき

今回は、内閣府が行っている防災啓発活動のひとつ、「一日前プロジェクト」を紹介しました。

読者の皆さんは「一日前プロジェクト」をご存じでしたか?
私は今回の漫画制作をきっかけに、さまざまなエピソードを呼んでみたのですが、被災者の心情や、災害で困ったことなどの体験話が、どれも本当に“リアルな声”ばかりで、とても参考になりました。

地震の多い日本に住む私たちにとって、災害が起きることはある意味で”当たり前”なはず。
……なのに、ほとんどの人は(私を含め)、「自分自身」が災害に遭ってしまう可能性があることを、想像する機会ってなかなかないですよね。

今回の漫画をきっかけに、ぜひ一度みなさんに「一日前プロジェクト」を読んでみてほしいです。
数多くのエピソードが紹介されていて、地域や災害別で検索できるのも、便利だと思います。

実際に災害に遭われた方の体験談も寄稿できるようなので、ぜひあなたご自身の経験も、教訓として投稿してみてはいかがでしょうか。救われる人たちが、きっとたくさんいると思います。


⇒ 内閣府が公開している防災情報「一日前プロジェクト」

あとがき

前回に引き続き、内閣府が行っている防災啓発活動のひとつ、「一日前プロジェクト」を紹介しました。

内閣府のHPによると、一日前プロジェクトは、「取りまとめたエピソードを広く活用・普及させることで、地域のコミュニティや国民一人ひとりに防災・減災への関心や意識を高めていただく」ことが目的のものです。

まずはこういった取り組みを、知ることが大事なのです。そして、エピソードを読んで、気づいたことを話し合ったり、学んだことを防災用品に行かしたり、活用していくことが大切なんじゃないかなと感じました。

他にもさまざまなエピソードが紹介されていますので、ぜひ皆さんもチェックしてみてくださいね。

【参考】
・ イラスト作成時のエピソード元として~内閣府が公開している防災情報「一日前プロジェクト」
・イラスト作成時の写真資料として~ 海上自衛隊ホームページ

***

ボイスコミックは随時公開!:ボイスコミックこころの防災

マンガは全話公開中:連載「元自衛隊員が描く“こころの防災”」

漫画:ヤマモトクミコ
北海道・札幌市在住のイラストレーター。2010年に、海上自衛隊入隊。入隊1年目で東日本大震災の支援に従事。約10年間、自衛隊員として全国各地を飛び回る日々を過ごし、結婚・出産を経て、退職。独学でイラストレーターに。2児の母。

Instagram:@studio.kimi_cony
X:@kumiko_illust

編集:Sitakke編集部 ナベ子

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