宮藤官九郎作・演出の『唐茄子屋 不思議国之若旦那』などが初配信 「歌舞伎オンデマンド」24年度後半のラインナップが決定
映画のように気軽に歌舞伎を楽しめるシネマ歌舞伎。松竹公式動画配信サービス「歌舞伎オンデマンド」では月に1本ずつ、配信を行っている。この度、2024年度後半のラインナップが決定した。
9月の作品は、串田和美演出・美術、中村勘三郎 主演『法界坊』。平成中村座のNY公演でも上演され、大喝采を浴びた作品。10月は、同月歌舞伎座にて仁左衛門、玉三郎 共演で上演される『婦系図』と同様、泉鏡花の作であり、長年劇団新派などで上演されてきた名作『日本橋』。
そして11月には、2024年1月に公開された、宮藤官九郎作・演出の『唐茄子屋 不思議国之若旦那(とうなすや ふしぎのくにのわかだんな)』が早くも配信に初登場する。中村勘九郎演じる、自己愛の強すぎる若旦那が花魁を追いかけてパラレルワールドに迷い込む…という古典落語と不思議の国アリスの要素を織り交ぜた、宮藤官九郎ならではの奇想天外な人情噺。
シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』60秒予告映像
12月は、歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』の上演にちなみ、歌舞伎NEXTの第1弾作品『阿弖流為〈アテルイ〉』を、さらに1月は三島由紀夫作『鰯賣戀曳網』、2月は幻想美溢れる『海神別荘』と続く。
今回『唐茄子屋』だけでなく『法界坊』、『日本橋』、『海神別荘』も初配信となる。