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明石沖ボートジギングでハマチ11匹をキャッチ【兵庫】シーズン本格化でさらに期待大

TSURINEWS

明石沖で仕留めたハマチ(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

明石沖で2日間のボートジギングを敢行。青物狙いの絶好のタイミングで、ライトタックルを駆使して挑んだ今回の釣行は、ハマチをメインに狙いながらも、思わぬ苦戦や嬉しい釣果に満ちた内容でした。1日目の失敗を踏まえた2日目の釣りでは、見事にリベンジを果たし、ハマチ7匹を釣り上げることに成功。狙ったタックルでの釣果に満足し、今後のシーズンにも期待が膨らみます。

明石沖ボートジギング

明石沖のボートジギングで大潮周りは、青物狙いには打って付けで、朝の時間帯に明石海峡からの上げの潮が入り始めれば、時合い到来の狙いです。

この時間帯の潮をうまく使って、ジギングをすれば高確率の短時間勝負ができるはずです。それには、ベイトが存在しているかどうかの条件も付随しますが、ひとり気ままなボート釣りでの絶好の日には違いありません。

落とし込み釣りは不調

早ければ盆明けの頃から9月いっぱいは、家島諸島のあちらこちらにイワシの群れが押し寄せ、それの追っかけのハマチからブリまでやってきます。居つくようにイワシが群れるので、落とし込み釣りの絶好の機会です。

イワシを喰い付かせて、それを喰い付く青物を待ち構える釣りで、イワシのプルプルのアタリが、青物が喰ってサオ先が突っ込むまでが、何ともおもしろく楽しみでした。

ところが、家島諸島には、イワシの群れがほとんどいません。調査釣行をしても釣りにならず、これ目当ての乗合船も予約キャンセルをしたほどです。

水温変化なのか、夏に続いた二艘引きの網漁なのか、何かの原因でイカナゴ同様にイワシもこの海域から姿を消し、青物狙いができなくなりました。

しかし、明石沖のイワシは群れていて、しっかり青物が居ついています。今年の9月は、落とし込みができないのは寂しいですけれど、家島ではなく明石沖でのジギングが狙いになりました。

ライトタックルでハマチを狙う

ブリもメジロ(ワラサ)もいますが、主はハマチ(イナダ)狙いになります。当然タックルもライトになり、ジグも100〜120gを使い、よく動くように潮切れの良い1.2号のPEラインです。根ズレさえなければメジロサイズでもなんとか取り込める、最近のタックルは優秀です。

2日間にわたって使ったジグ(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

ライトタックルのおもしろさは、ジグの動きの変化が読めたり、魚の引きをダイレクトに受けて曲げて楽しむができる点です。ハマチクラスをブリ狙いのタックルで釣ってもあっけなく面白くもありません。

ライトタックルだとコツンとジグに反応したのを喰わすゲーム性が倍増して、引きも楽しめるという好きな釣りです。型ものに根ズレで飛ばされるまで、この1号タックルを使います。

ジグのウェイト

夏にツバス(ワカシ)だった若魚たちが、ひと潮一寸の成長をして40cm半ばになってきました。よく食べ脂も載ってパワフルです。胃の中はイワシがたくさんで、そのサイズが100〜120gジグと同じくらいです。小さいジグの方が優位性は強く、しかもこの場合同サイズなります。

潮は、約3ノット台(秒速1.5〜2m)の流れがあり、軽いジグは潮に押されてしまうので、その潮切れを良くするために細いPE1.2号のメリットが出てきます。

秋深くなれば、釣れる魚のサイズも違ってくるので、150〜200gジグにPE2〜3号になり、魚とジグサイズが使えるラインやタックルも変化をさせます。ひとりでボート釣りですから乗合船のように隣との干渉もないので、軽いジグや細いラインも使いやすいです。

1日目:ハマチを4匹キャッチ

2日間の釣行予定1日目。夜明けに出航、1時間走って6:40から釣り開始。水深30-20mのカケアガリを狙う第1投が、水深の半分ほどでフワッと止まります。瞬間的に走られ、止まらずにサオにも溜められず、クラッチを入れた途端にライン切れの不細工なことをしました。ボーっとしていた不意打ちです。

最初にバラス、喰いを取らない、こういう時はろくなことにならず、案の定に朝の良い潮に反応なし、やっとの1匹目は30分経過してました。

体高のあるハマチが釣れた(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

さらに、2匹目は1時間もさらに必要とする体たらくでしたが、3〜4匹目とハマチが続いてくれ、少しはホッとする思いでした。

既に、潮も緩み始め9時、深追いも残業もせずに本日は帰港します。釣果ハマチ(40〜44cm)×4匹でした。1匹目をばらしたらいけない!反省です。

1日目の釣果(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

2日目:ハマチ7匹を手中

2日目。同じ場所の同じ潮筋で、昨日失敗した1投目。これも中層でいきなり喰った。最初に見たジグを喰った朝一の魚です。

イワシをしっかり食べているハマチを手中(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

今日は慎重にサオを溜めて、一旦走らせてからの取り込みです。昨日はこれができなかった馬鹿者でした。ここから、潮に乗せ3回流し直し好調に3匹連続です。

すると、今朝は、多くの釣り船が集まってきました。メジャーどころのジギング船からのませ釣りの船までいろいろいきなり大混雑です。ディーゼル機関音、魚探超音波で、水中はさぞ賑やかになり、音に敏感な青物は神経質になります。

やはり、アタリの連続が止まり4匹目5匹目には、時間を要しました。おまけに引き波も強く軽いボートは翻弄されます。メジャーどころのジギング船は、集中する場所から離れていて、さすがです。

こりゃこれ以上は無理、魚が神経質になるので場所移動です。今日の活性ならば大丈夫と、私1艇だけの潮筋に移動して、ここでは底層を中心にゆっくりとジグを動かしていると、ドンと喰ってきて6〜7匹目追加です。満足です。

昨日の初手からの失敗、留飲を下げる思いの短時間勝負ができました。時間も9時、ちょうど良い釣果でハマチ(42〜47cm)×7匹で帰港の途につきました。

2日目の釣果(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

2日間を振り返って

たわいないミスもしましたが、狙った場所と潮、そして、狙ったライトタックルで釣果を得られました。釣れなく悶々とする日もありますが、ぴったりと行くとひとり気ままなボート釣りは、満足度が高く面白い釣行ができます。

イワシを食べて成長する青物、来月にはさらに大きなハマチになってくるでしょうし、晩秋のブリの季節まで楽しくジギングができそうです。

2日間の獲物は、好物の寿司をたくさん頂き、さらに酢じめや干物を作りました。ハマチの干物は厚みもあって、太陽の味がするたいへんなおいしさです。これは、おススメです。

絶品であるハマチの干物(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

<丸山明/TSURINEWSライター>

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