【清水エスパルス J1復帰スペシャル】秋葉忠宏監督が語るクラブの現在地と未来の展望!「J1で代表選手を輩出していく」
今回は「清水エスパルス J1復帰スペシャル」です!秋葉忠宏監督がスタジオに生出演し、戦友で親友のコメンテーター松原良香さんとともに激闘の舞台裏を振り返りました!
秋葉監督「めちゃくちゃうれしいです。ただ、どちらかというと戻すべき場所、いるべき場所に戻れたということで、ホッとした気持ちのほうが大きいのは確かです」
1年前の悲劇から復活
1年前の悲劇がすべての始まりでした。2023年12月2日のJ1昇格プレーオフ。試合終了間際、東京ヴェルディにPKで追いつかれ、J1への切符がするりと手の平からこぼれ落ちました。
プレーオフの2日後、J1に上がるために何が足りなかったのか、秋葉監督に問いかけると…。
秋葉監督「人の嫌がることや、やりたくないことを継続して長くやる忍耐力やメンタリティが、僕自身を含めて足りないように見えた。そこは圧倒的に改善したいと思います」
監督が着手したもの。それは徹底的な走り込みでした。鹿児島キャンプを訪れた松原さんは、その胸の内を聞きました。
秋葉監督「なぜやられるか。それは単純に油断するか、走らないかだと思う。力を持っている選手たちがサボらず、しっかり走ること。苦しいことにトライしていれば、自信がつく。苦しいことから逃げないことが結局、勝負強さにつながると思う。一番大事にしたいと思っている」
2024開幕戦で見せた逆転劇
そして迎えた2024シーズン、ロアッソ熊本との開幕戦。先制されながらも、走り込んできた成果が表れ、逆転劇が生まれました。
秋葉監督は「我慢強さや、自分たちから崩れないこと。それが開幕からできたので、自信になりましたね。やってきたことに自信が持てるようになりました」と振り返ります。
開幕戦で波に乗ったエスパルス。第9節で首位に浮上し、ここから怒涛の7連勝。手応えをつかんだかのように見えましたが…。
第16節、上位対決となった横浜FC戦は0−2。そこからアウエー4連敗。昨年の悪夢がちらつきました。悪い流れを払拭したのは、毎試合現れるヒーローの存在でした。今シーズンは選手層の厚さが際立っていました。
秋葉監督「若い選手を含めて、毎日のトレーニングの結果だと思います。日替わりヒーローは嬉しかったですね」
秋葉監督との一問一答
ー昇格が決まったときの気持ちは?
「あと2試合残っていて、優勝ということを掲げていたので、しっかり優勝を勝ち取りたいと思っていました」
ー監督が掲げた勝負強さは体現できましたか。
「僕らは結果がすべての世界で生きているので、選手はまさに勝負強さを体現してくれたんじゃないかなと思っています」
ー苦しかったのはどんな時ですか。
「アウエーで今季初めて連敗した時。あの1回だけでしたが、連敗してホームに帰ってきた時が勝負だなと思っていました。でも、あのホームの雰囲気が…。俺達は絶対に連敗はしないんだぞっていう雰囲気を作ってくれたので、本当によかったですね」
ー一歩先の来季も見据えて戦っていたのでは。
「我々はJ1でどうするか。そこに対してどうアプローチしていこうかとずっと思っていました。J1でも勝ち続けるチーム作りをしていました」
ー来シーズンに向けて。
「まずは個で輝きを見せてほしいです。それはJ1でもJ2でも変わりません。J1で輝けば、日本代表も見えてくると思います。J1に行くということは日本代表を出さなければいけないなと思っています」
ー若手の育成については。
「僕も日本サッカー協会でも仕事をさせてもらったりして、代表選手を見てきました。ここからJリーグを盛り上げていくためにも、代表選手をどう出すか。海外組ばかりではちょっと寂しいですから。エスパルスが強くなると同時に代表選手が出るということも、クラブとしては非常に大事だと思います」
ー最後にサポーターの皆さんにメッセージをお願いします。
「2024シーズン、熱い声援ありがとうございました。来シーズンはしっかりと安定してJ1にい続けること。その中で、どうトップ3に絡んでいくか。良い時も悪い時も、皆さん一緒に熱く戦ってください」
ーこれから静岡サッカーをどう引っ張っていきたいですか。
「日本を代表する地域だと思うし、これだけ地域が熱くなっている県はないです。ここがモデルケースになるように、エスパルスがしっかり強くなって、全国に発信していければと思います」
早くも2025シーズンへの期待が高まります!いざ、J1へ!