「見たことのない絶景に出会える」世界遺産 北海道・知床半島で見つめた、夏の海【写真11枚】
数多くの「絶景」を持つ北海道。
観光情報にはなかなか載っていない、「日常の絶景」も多くあります。
今回は、HBC帯広放送局のカメラマン・大内孝哉さんが撮影した、知床の夏の海の風景をお届けします。
連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」
知床の夏の海
いつもは十勝管内の風景を多くお伝えしていますが、今回は別の場所です。
十勝管内で撮影をするときは、やはり広大な十勝平野が美しく、絶景を求めて撮影していますが、今回は平野ではなく、撮影テーマは「海」。
向かったのは、帯広から車で約4時間、250キロ先。
世界遺産「知床半島」です。
・撮影日:2025年8月
・場所:知床半島ウトロ
・シャッター速度 1/100
・絞り f/10
・ISO 400
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
「世界遺産 知床半島」。
こう聞くだけで、どんな場所なのかワクワクしますよね。
札幌在住時は、プライベートで知床に行ったことがありませんでした。
なぜなら、やはり「札幌から知床は遠い!」そのイメージしかありませんでした。
車で約6時間ほどかかります。北海道は本当に広いですよね。
・撮影日:2025年8月
・場所:知床半島ウトロ
・シャッター速度 1/8000
・絞り f/5.6
・ISO 1600
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
普段は広大な十勝平野を撮影していますが、今回は、広大な海。
景色が変わると、見る視点も変わります。
・撮影日:2025年8月
・場所:知床半島ウトロ
・シャッター速度 1/1250
・絞り f/10
・ISO 1600
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
広がるのは海だけではなく、どこまでも続く山々。
そんな光景が視界に勢いよく入ってきます。
切り撮っている写真だけでは、なかなか伝えることができませんが、この壮大な景色を目の当たりにすると、十勝平野とは景色の匂いも違い、北海道ではなく道外の別の地域に行ったような、海外に行ったような感覚になりました。
・撮影日:2025年8月
・場所:知床半島ウトロ
・シャッター速度 1/100
・絞り f/22
・ISO 400
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
だんだんと陽が沈み、海が色づいてきました。
ここからが本当にきれいな光景でした。
・撮影日:2025年8月
・場所:知床半島ウトロ
・シャッター速度 1/1000
・絞り f/20
・ISO 400
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
「夕日と海」は景色の相性が完璧だと感じています。
人の感情を思い馳せさせてくれるというか、景色を見て何かを考える時間をもらえるというか。
・撮影日:2025年8月
・場所:知床半島ウトロ
・シャッター速度 1/8000
・絞り f/5.0
・ISO 200
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
橙色の夕日の色がそんな感情にさせてくれるのかもしませんね。
そんな光景が大好きです。さらに海の光景、本当に好きです。
札幌在住時は、よく石狩や小樽まで海の撮影に行ってました。
・撮影日:2025年8月
・場所:知床半島ウトロ
・シャッター速度 1/2000
・絞り f/4.0
・ISO 400
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
景色を見ると、普段考えないようなことが思い浮かんだり、普段は持たない感情が出てくる。
そう体感できたのが、知床半島の光景でした。
・撮影日:2025年8月
・場所:知床半島ウトロ
・シャッター速度 1/3200
・絞り f/6.7
・ISO 200
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
今回、僕が見た知床の光景はほんの一部です。
まだまだ様々な自然が広がっていて、野生動物もたくさんいて、見たこともないような絶景が知床にはあります。
海外に行ったような感覚になったと冒頭でも書きましたが、そういう感覚になるほど、たどり着くまでに長い移動時間がかかり、広大で様々な景色が存在する。
北海道はそういう場所。そんな場所に住んでいることが嬉しい。
そう改めて感じた撮影でした。
冬には流氷を見ることもでき、春夏秋冬を楽しむことができます。
移動時間すら楽しみ、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?
ご覧いただきありがとうございました!
連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」
撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」「クマと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」など。
2023年10月から帯広支局に異動。インスタグラム@takayasunset0921では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は記事執筆時(2025年9月)の情報に基づきます