泉区歯科医師会 「かかりつけ」で定期検診を 歯と口の健康週間
6月4日から10日までの1週間は「歯と口の健康週間」。歯と口に関する正しい知識の啓発などを目的に各地でさまざまな催しが行われる。泉区歯科医師会も、泉区役所で6月8日(日)に行われる健康イベント「親子deわくわく!げんきまつり」の中で子どものフッ素塗布(予約制)と個別歯科相談を実施する(10時〜13時)。
泉区歯科医師会・地域保健理事の渡瀬秀彦歯科医師(渡瀬歯科医院/和泉町)に話を聞いた。
食事を大切に
「最近は保護者の意識も高く、子どものむし歯は従来より少ないです」と渡瀬医師。「子どもの頃に特に大切なのはやはり食事。しっかりご飯を食べないと甘いおやつばかりになってしまう悪循環に。『ダラダラ食べ』は、口の中がずっと酸性になってしまうため、虫歯になりやすいんです」と警鐘を鳴らす。
また大人が気を付けたいのは歯周病。きちんと歯磨きができていれば良いものの、一般には30〜40代からそのリスクは高くなっていくという。「むし歯は痛くなるのに対して、歯周病は自覚なく進み、気づいた頃には大変なことに」と渡瀬医師。「だからこそ、定期的に歯科医に見てもらう機会を設けていただければ」とよびかける。
とはいえ、病院に足を運ぶのがおっくうという人も少なくない。「最近は歯をきれいにするクリーニングの利用も増えています。治療や診察だけでなく、気軽に出かけてもらえたら」