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座間市幹部ら 部内で不適切チャット 議会中の市議発言を揶揄

タウンニュース

座間市の幹部が昨年12月、庁内のネット掲示板(業務用チャット)に議員を揶揄する書き込みをしたとして、佐藤弥斗市長から口頭注意を受けていたことがわかった。この幹部は書き込みを認め、揶揄した議員らに謝罪をした。

問題の書き込みは12月5日午前と、6日午後の座間市議会定例会の本会議中に行われた。

5日にこの幹部は、「A(原文は議員名)のやじどおり、答弁しているwww」、「Aのヤジがスゴイ」と名指しで書き込んだ。6日はB議員の質疑に対して、「未来を予想しろときたよ(笑)」、「議場全体がこいつ何言ってんだモードでした(笑)」と書き込み、部下とみられる職員が、「〇〇(原文は幹部の役職)ナイスです。バカ出しましたね」と応じた。幹部は「スゴイのが、いちいち『御答弁ありがとうございました。』といえる無神経さだな(笑)」とも書いた。

昨年12月22日、一連のやり取りを撮影した画像のコピーが複数の議員に届いていると、一部の市議が北川秀幸副市長に知らせたことで事案が発覚した。副市長は同25日、この画像が庁内で運用している業務用チャットの画面であることを確認。議員を揶揄した幹部も自らの書き込みであることを認めた。翌26日には佐藤市長が幹部に、「適切な利用ではない」と口頭で注意した。

27日には市長と部長が市議会を訪れ、正副議長と、揶揄された議員2人に事情を説明して謝罪した。その後、職員全員に向けて注意喚起した。

揶揄の対象となったA議員は本紙の取材に「私的空間ではなく公共の空間であることをわきまえない不注意な発言だ」と指摘。B議員は「質疑の意図をしっかりと受け止めてほしいとの気持ちの方が大きいが、失礼な話で問題視している」とした。両氏は市側の謝罪を受け入れている。

幹部らの書き込みについて北川副市長は、「不適切だ」との見解を示した上で、「職員倫理規程や地方公務員法には違反しないとの判断で口頭注意となった」と説明。さらに、「情報は市に直接寄せられたものではなく外部への通報だった。これが公益通報や情報漏洩にあたるか、撮影に問題があるかも含め顧問弁護士に相談する」とした。

佐藤市長は、「このような事案が発生したことは非常に遺憾に思う。今後、再発防止対策を徹底し、職員一同、信頼回復に努めるとともに、議員及び市民の皆様に深くお詫びを申し上げます」と、コメントした。

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