三浦半島工事業協会 災害時、庁舎を応急措置 鎌倉市と協定締結
(一社)三浦半島建物改修工事業協会(横須賀市森崎・岡田成煥代表理事)は10日、大規模地震や風水害で公共施設が被害を受けた場合に応急処置や復旧改修を行う協定を鎌倉市と締結した。
同会は建設業や修繕業を営む20社が構成。対象は鎌倉市役所と市内4カ所の行政センターで、市の要請に応じて人員や重機などを派遣する。工事費用は市が負担する。これまで横須賀、三浦、逗子市、葉山町とも同様の協定を締結しており、三浦半島の4市1町との協定が完了した。
締結式で、松尾崇市長は「本庁舎や支所は整備から50年以上が経過しており、大規模災害時の業務継続が課題だった。支援は大変心強い」と謝辞を述べた。副理事を務める小林達三さん((株)K2・横須賀市)は「災害出動がないに越したことはないが、仕事を通じて少しでも地域の力になりたい」と抱負を語った。