NTR Jr.のコメント到着!「英雄だった父」と「葛藤する息子」をどう演じ分けた?『デーヴァラ』本編映像解禁
『デーヴァラ』ついに日本上陸!
『RRR』の歴史的大ヒットで日本でもブレイクを果たしたスーパースター、NTR Jr.主演映画『デーヴァラ』が3月28日(金)より日本上陸。『RRR』に次ぐNTR Jr.史上2番目のメガヒットを記録した、最高のダンス・テクニックを持つ“タラク”の魅力が全編に炸裂する彼の新たな最高傑作だ。
そんな本作の公開を前に、NTR Jr.からコメントが到着。彼が演じるヴァラの初登場シーンの本編映像と、新たな作品ビジュアルも解禁となった。
<プロジェクト:NTR30>記念すべき第30作目!
伝説の男・デーヴァラ(NTR Jr.)は村を守るために奮闘し、人々から崇められていた。しかし息子のヴァラは、見た目こそ父の生き写しだが、中身は似ても似つかない“こじらせボーイ”で……!?
解禁された本編映像は、ヴァラが巨大なサメの死骸を前に「俺が倒したった!」と豪語する姿を捉えたもの。これ以上ないドヤ顔で“やってやった感”を振りまくヴァラに、友人3人も「村に被害をもたらしていたサメをヴァラが倒したぞ!」とヨイショする。しかし、集まった村人は一様に怪訝な表情……。
ヴァラは恍惚の表情で“サメを仕留めた俺”の武勇伝を自慢げに語るも、シラケ顔の村人たち。あまりにも薄いリアクションにムキになったヴァラは、あろうことか「そ、その目はなんだ! すでに死んでいたサメを運んできただけとでも?」と、誰も聞いていないのに自らウソのディテールを白状してしまう。
このポンコツ・ムーブには、さすがに太鼓持ちの友人たちも「あちゃ~」と頭を抱え、村人たちは「聞いてないのに白状した」と呆れ顔でヴァラのもとから去っていく……という、彼のキャラクターがバッチリ分かるシーンとなっている。
あまりにも人間味たっぷりで愛らしさすら感じてしまうヴァラだが、かつて英雄と称えられた父・デーヴァラと比較され、葛藤する姿も垣間見える。NTR Jr.がデーヴァラと息子ヴァラの一人二役を熱演する本作は彼の記念すべき第30作目の出演作でもあり、じつは企画立ち上げの段階では<プロジェクト:NTR30>と銘打っていたという、かなりの気合いを入れて撮影に臨んだ大作アクションだ。
NTR Jr.「英雄デーヴァラよりも、息子ヴァラのほうが難しかった」
NTR Jr.は親子の一人二役を演じたことについて、「似ているけど違いもたくさんある。ヴァラは父親より深みがあると思います。だから、英雄であるデーヴァラよりヴァラが難しかった」と、じつは息子ヴァラの方が演技の難易度は高かったと明かす。
ヴァラは過去も全部抱えていて、だけど不安もある役柄だから、自分自身が秘めている力をまだ分かっていないんです。なので、私が父親と息子、両方の役を演じることでヴァラの立ち位置や状況をより深く理解しながら演技することができたと思います。
過去にも演じてきた“二役の意義”を語るNTR Jr.。神のごとく勇敢で頼りがいのある男と、二世のプレッシャーに葛藤を抱える人間くさい息子という、俳優としての広い振り幅と優れた表現力が光る二役と言えるだろう。
さらに今回、そんなNTR Jr.を捉えた新たな作品ビジュアルも2点解禁。まずは父デーヴァラと息子ヴァラが海を背景に、本作に度々登場する“バツ印”を挟んで対峙する姿を捉えたもの。もちろん顔は同じなのだが、デーヴァラは武器を片手に睨みを利かせ、かたやヴァラは少し微笑んでいるようにも見える、対照的な表情が印象的だ。
もう1点は、ヴァラが深紅の世界を颯爽と走っているビジュアル。血や情熱といった、彼の人間味ある雰囲気とは異なる世界観の中、強さの象徴ともいえる剣の間をパワフルに疾走する姿は、英雄デーヴァラの魂をしっかり受け継いでいることが示されている。
クライマックスに向けて、ヴァラは苦悩する息子のままなのか、それとも英雄の血を継ぐ者として覚醒していくのか? ぜひ劇場で彼の行く末を見届けよう。
『デーヴァラ』は3月28日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー