「今日は私が財務大臣」 常葉中で財務局の出張授業
もし、自分が財務大臣になったら--。
日本の財政についてワークショップ形式で学ぶ特別授業が常葉中学校で10月29日、3年生を対象に行われた。同授業は、未来を担う中学生に財政について関心を持ってもらおうと財務省が実施する「財政教育プログラム」の一環。生徒は横浜財務局横須賀出張所の職員による財政についての講義の後、グループごとに国家予算編成のシミュレーションに挑戦し、発表を行った。
シミュレーションはグループごとにタブレットを用いて実施。「社会保障(年金、介護、生活保護など)」や「防衛」「教育」などの歳出と、「所得税」「消費税」「法人税」などの歳入の増減を調整して独自の予算案を作成した。生徒からは「これ以上税金を上げると大変」「収入の差をなくすにはどうすれば」「どの予算も大切だから削れない」といった声が聞かれ、財政と実生活の結びつきについて学ぶ機会となった。