子どもたちに本物の音を 本町通で生演奏会
本町通三丁目自治会館で8月2日、小学生向けのクラシック演奏会が開かれた。
これは、子育てや家庭に関する様々な相談を受け付ける「児童家庭支援センターつるみらい」=鶴見中央=が、サポートが必要な子どもたちに体験と夏休みの思い出作りにと企画したもの。本町通三丁目自治会とプロ奏者らによる「100万人のクラシックライブ」プロジェクトの協力で実現した。
当日は同施設を利用する子どもや大人合わせて24人が参加。演奏者には松本シオンさん(バイオリン)と高見秀太朗さん(ピアノ)が招かれ、ブラームス「ハンガリー舞曲第5番」、ヴィヴァルディ「夏」第3楽章などクラシックの名曲のほか、日本のポップ音楽も披露。
演奏の合間には子どもたちが楽しめるようアクティビティも交えながら進行し、終了後には大きな拍手が送られた。参加した子どもからは「人が沢山いて緊張したけれど、楽しかった」と笑顔で話す様子が見られた。
同施設センター長の須田洋平さんは「地元自治会と協力して実施することができてよかった。体験格差が社会的な課題となる中で、今回の演奏会が子どもたちにとって夏の良い思い出になれば」と語った。