前年比増の約150万人 海水浴客数 コロナ前に近づく
藤沢市は、今年夏に市内3カ所の海水浴場を訪れた人が2023年よりも約11万2000人(8・1%)増え、149万9822人だったことを13日に発表した。海水浴客数の増加は4年連続となり、新型コロナウイルス感染症が流行する前年の2019年の約155万人に近づいた。
来場者が最も多かったのは、片瀬西浜・鵠沼海水浴場で約101万8000人。片瀬東浜が約48万人、辻堂は約1500人だった。開設期間は7月1日から9月1日までの2カ月間(辻堂海水浴場のみ7月13日から8月31日まで)。
海水浴客数が増えた要因として市観光課は「7月は晴天に恵まれ、本格的な夏休みシーズンに入った下旬以降は平日も多くの利用者があった」と説明。「8月は台風7号と10号の影響があったが、南海トラフ地震臨時情報の発表による影響はなく、例年観光客が多くなるお盆時期までに海水浴需要を取り込むことができた」と話す。また、猛暑を避けてか、夕方から海水浴場を利用する人も多く見られたという。