東京のJR中央・総武線で多発する「謎の中電病」の原因とは!? 内藤剛志が考察!!
野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週金曜9時~13時)。7月18日(木)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、邦丸アナとパートナーで俳優の内藤剛志が、東京の一部の路線で多発する原因不明のトラブルについて考察した。
野村邦丸アナ「今日気になったのはこの記事ですね。東京新聞です。『謎の中電(なかでん)病……JR中央・総武線運転士に広がる不安。体調不良でオーバーラン』
JR中央・総武線の高円寺駅で昨日の朝7時20分頃、中野発三鷹行き下り普通電車が、停止位置を60メートル通り過ぎて止まるオーバーランを起こし、体調不良を訴えた30代の運転士が乗務を交代したということです。で、この中電というのは中央・総武線各駅停車……三鷹−千葉間の運行を担当する『中野電車区』の略称なんですね。中野電車区では、運転士が体調不良でオーバーランした後に乗務中断するケースが、過去3年間におよそ40件も発生していると。他の路線はどうかというと、東京エリアのおよそ20路線で乗務の中断が起きたのは、常磐線快速と山手線で今年1月から6月に限ると1件ずつあっただけですが、何と中野電車区では14件に上っていると。一時期は『事務所の給水機に睡眠薬などが混入されたのでは』とさえ疑われたものの、水質検査で異常はなかったそうです。
これが、何で体調不良になってしまうかというと、JRの組合の担当者は『2019年に乗務員の勤務制度が改正されて、乗務距離や拘束時間が増えた。2020年には職場転換制度により運転士が多く転出して、超過勤務や休日出勤も多くなった』と指摘されているということですが、組合では『このままでは重大事故につながりかねない』と懸念しています。
東京新聞の取材に対し、JR東日本の広報担当の方は『お客さまには、ご心配とご迷惑をかけて大変申し訳ない』とした上で、『オーバーランが中野電車区で多く発生しているのは事実だが、原因は一概には言えない。制度の改正は中野電車区に限ったことではない』と説明。『中電病』の真相は不明のままだということです」
内藤剛志「こういうことって経験が無いから軽くは言えないことですけど、もしかしたら線路の何かの具合であるとか、あるいは、思い付きで言いますけど、何か見えるもの……例えば、テレビなんかでも、激しいフラッシュがあると気持ち悪くなったりするじゃないですか。そういう原因がある可能性もありますから、まずそこは絶対にきちっと調べるべきだとは思いますね」
邦丸「これ、気になるのは、かつてJR西日本の尼崎で大規模な列車事故があって、多くの命が奪われました。あの時は、JR西日本の運転士さんのかなり無理な運行スケジュールが起因していたのは明らかになっていますけど、JR東日本はまだ原因不明ということですけど、これだけ運転士さんが体調不良でオーバーランしているっていうのは、大規模事故につながらないとはいえないので、ちゃんと調べるなり、直すべきところはちゃんと直してもらいたいですね」
内藤「それにしてもここだけっていうのは……特に新しいビルが出来たとか?」
邦丸「ですよねえ。運転に支障があるのかは別にして、ビルがあるせいで気になったりとか」
内藤「人間の体ですし、三半規管とか何でそうなるかはわからないこともあるから、もしかしたらそういう影響もあるかも知れないということで、まずは調べていらっしゃると思いますけど、今の時点ではわかっていないってことですよね?」
邦丸「ちゃんと調査して、結果は公表していただきたいと思いますね、JR東日本には。責めてるんじゃなくて。ただ、あのオーバーランっていうのは、ちょっとでもオーバーしたり、手前に停まっちゃったりすると、結構プレッシャーになるらしいですね。それは運転士さんに聞いたことがあります。ほら、今はホームドアがあるでしょう?」
内藤「そうか、あれは結構慎重にされてるとは思うけども、たまにちょっとホームドアとズレて停まることもありますよね?」
邦丸「電車は操作が大変でしょう、自動車のアクセルに相当するノッチっていうんですか? ちょっと修正するだけでも高度なテクニックが必要になるんでしょうけどね」