買い物から見える人生模様…義父への感謝と、夢に向かう若者の思い【今日ドキッ!】
HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」。
北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ!」から、選りすぐりの情報をお届けします。
人生模様が見える“お買い物ドキュメンタリー”「買い物ついて行ってイイですか?」
番組スタッフ:「きょうは何を買いに?」吉田さん:「鍋を作るから…きょうは“きりたんぽ”」
秋田名物“きりたんぽ”ですが、秋田の出身ではないようで…
番組スタッフ:「どこかで食べたことがある?」吉田さん:「ないですけど(SNSの)レシピで見て一回作ったらおいしかったから」
番組スタッフ:「きりたんぽを探している?」吉田さん:「探してます。時期的にもしかしたらないかも」
従業員:「きりたんぽ、ないですね」
“きりたんぽ”がなかったので、その日の夜は餅で代用したそうです。
1万円好きにお買い物していいので…お買い物について行ってイイですか?
買い物について行かせてもらい、その方の人生模様を探る“お買い物ドキュメンタリー”
今回、取材に協力してくれたのは、去年12月にオープンした「イオン札幌旭ヶ店」
一体、どんな人たちが買い物に来るのでしょうか。
1人目:頑張った義理の父に改めてお礼を伝えたい… 泉 恵さん(60歳)
取材に協力してくれたのは、中央区にお住まいの泉 恵さん。
買い物カゴには、塩こしょうやソース、生わさびなど、調味料が入れられていました。
その理由は…。
泉さん:「夫の父親がきのう亡くなりまして。きょうお通夜なので、その会食のときに足りないモノを買いに来ました」
泉さん:「大往生ですので。92歳なんですけど、家族は一生懸命やれるだけやったので」
泉さん:「老衰に近いんですけど、肺炎みたいになっちゃったので、最後の方つらそうだったので。かえって安らかな顔をみると、楽になれてよかったなと頑張ったなという方が大きいかな」
泉さんは、結婚当初、義理の父・幸志さんと一緒に暮らしていました。
幸志さんの職業について聞いてみると…
泉さん:北洋漁業の現役のことは知らないんですけど漁師さん。いつもニコニコしていて怒るときは怒るんですけど、うちの夫とケンカばかりしていたんですけど(義父が)カラダを悪くすると夫は尽くしていた」
増毛町で、エビかご漁をしていたという幸志さん。
普段は、やさしい義理の父だったそうですが、泉さんはあるエピソードが忘れられないそうです。
泉さん:「携帯電話を持ったときに“ぜいたくをしている”と叱られたのをすごく覚えている。息子(夫)には叱らないんですけど、私のことを叱ったことは唯一どうしてと思った」
今では、良い思い出になっているという泉さん。
この日、通夜に集まる親族のために、お酒やおつまみなど、カゴに入れて買い物終了!
合計金額は…
5,925円でした。
最後、改めて義理の父に送る言葉を聞いてみました。
泉さん:「私は“頑張ったね”ですね。最期つらかったのでかわいそうだったので“よく頑張ったね”」
泉さん:「あとは御礼ですよね。誕生日のときにプレゼントしてくれたこともありました。エプロンとかありがとうございました」
2人目:彼女との同棲を目指して仕事に励む 森 勇斗さん(25歳)
番組スタッフ:「上限一万円…」森さん:「知ってます。見てますね」
番組スタッフ:「買い物ついて行っても改めてイイですか?」森さん:「大丈夫です」
よく番組を見てくれているという、中央区にお住いの森 勇斗さん25歳。
番組スタッフ:「お仕事は?」森さん:「観光系のタクシー運転手をしています。街中も走っているんですけど、ホテルや旅館からお仕事もらって送迎をしたり」
番組スタッフ:「今の姿から想像がつかない」森さん「学生みたいな恰好してますよね」
普段、仕事をするときの制服姿がこちら!
入社して3か月ということなんですが、印象がガラリと変わります!
ちなみに森さんが勤務しているのは、4年前に開業した札幌の“タクシーネクスト”
観光スポットなどの送迎にチカラを入れた、今注目のタクシー会社のひとつなんです。
翌日の仕事に備えて、この日最初にカゴに入れたのは…
森さん:「プルーンは仕事で目が疲れるので“プルーン買ったらいいよ”と友人から言われて」
番組スタッフ:「目疲れます?」森さん「そうですね」
森さん「次、ガムとグミ買いたくて」番組スタッフ:「グミの種類いろいろありますけど」
森さん:「“タフグミ”よく買いますね。固いので休憩中の眠気覚ましになるんですよ」
前職は、東京の旅行会社に勤めていた森さん。
去年、退職をして実家のある札幌に戻って来ました。
森さん:「北海道に帰ってきたとき、観光の仕事はきついかなと1回諦めたんですけど、“やっぱりやりたいな”と思って探したら今の会社を見つけた」
森さんはなぜ観光業界に入ろうと思ったのでしょうか…?
森さん:「旅行が好きだったんですよね。小さい頃から家族で旅行をしていたので。それで旅行(関連)の仕事をしたいなと思ってました」
タクシー運転手として、再び観光業界に就いた森さん。
最近、ある目標が出来たそうです。
森さん:「彼女と同棲したくてそれでお金貯めてますね」
森さん:「彼女は同い年で社会人です。今年中に(同棲)するのを目標にお互いお金貯めてます」
番組スタッフ:「お金貯まりました?」森さん「まだまだですよ。僕転職してそんなに経っていないので」
給料のことについて聞いてみると…
森さん:「歩合給なので。普通の会社って頑張ってもすぐ評価に出なかったりする。やった分だけ稼げる仕事がしたいなと思っていた」
タクシーの運転手を始めて3カ月、実際に働いてみた感想は!?
森さん:「楽しいですよ。ご年配の方と話すのが好きなので、割とそれでチップをいただいたり」
番組スタッフ:「チップはどのぐらい貰えるんですか?」森さん:「数十円から数百円」
森さん:「たまに社長さんとか乗ると…お小遣いとして封筒に入れてくれたり」
番組スタッフ:「会社的にはOK?」森さん:「全然OKですね。“頑張ってもらえよ”みたいな感じですね。サービス頑張って、チップをもらって“それを勉強に充てなさい”みたいな」
観光案内ができる資格の取得も目指している森さん。
チップは、その勉強代に充てるそうです。
ここで買い物終了!合計金額は…
4,992円でした。
最後に、今後の夢を聞いてみると…
番組スタッフ:「結婚を考えている?」森さん「考えてますね」
森さん:「将来的には“家を建てたい”ですかね。頑張ってお金稼いで…僕、温泉が好きなのでお風呂とかこだわりたいですね。彼女と話合って決めたいと思います」
※掲載の内容は番組放送時(2025年3月14日)の情報に基づきます。