巨人で再出発する田中将大の対セ・リーグ球団成績、カギは3連敗中の阪神戦?
日米通算197勝右腕、いよいよキャンプイン
日米通算200勝まであと3勝に迫っている田中将大にとって特別なキャンプがいよいよ始まる。
MLBヤンキースから復帰した楽天で4年間プレーしたものの、わずか1試合登板に終わった2024年オフに自由契約。プロ19年目は巨人の背番号11をつけて2月1日にキャンプインする。
日本で119勝、メジャーで78勝を挙げ、通算197勝。名球会入りの条件でもある200勝は時間の問題かと思われたが、2024年は未勝利に終わり、大台到達は2025年に持ち越された。拾ってくれた巨人に恩返しするためにも今年に懸ける思いは強いだろう。
田中は2007年から2013年までと2021年から2024年までの計11年間、NPBでプレーした。その間、交流戦でセ・リーグ球団とも対戦している。今季から初めてセ・リーグに所属する右腕の対セ・リーグ球団成績は下の通りだ。
楽天復帰後の阪神戦は3戦3敗
渡米前後で球威や投球スタイルが違うため一概には言えないが、対中日は防御率1.60、対DeNAは1.66、対広島は1.80、対ヤクルトは1.87と4球団は1点台に封じている。
移籍する巨人も防御率2.30に抑えていたが、唯一、阪神だけは3.01と相性が良くない。2023年6月7日(楽天モバイル)には5回96球を投げて8安打5失点で敗戦投手。2022年5月24日(甲子園)も6回6安打1失点ながら敗戦投手となり、2021年6月12日(楽天生命)は7回5安打3失点で黒星がついている。
通算では11試合に登板して5勝5敗だが、メジャーから帰国後は勝ち星なし。渡米前の2013年5月28日(甲子園)では6回5安打2失点で勝敗つかず、2012年6月6日(Kスタ宮城)は9回8安打3失点で勝利投手となっており、ヤンキース移籍前を含めても阪神戦3連敗中だ。
2021年の対戦では佐藤輝明と大山悠輔に被弾。2024年オフにFA宣言した大山が巨人に移籍していればチームメイトとなるところだったが、結局、阪神に残留した。両主砲に一発が出るとチームが勢い付くだけに、今年はさらに注意深く投げる必要がある。
田中も36歳と若くない。晩年に差し掛かった野球人生でもうひと花咲かせ、日米通算200勝達成とチームのリーグ連覇に貢献するには阪神戦がカギを握るかもしれない。今年最初の阪神戦は4月4日から東京ドームで3連戦が予定されている。
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記事:SPAIA編集部