コクヨさんに聞いてみた!一生使える「ジブン手帳」・ファン激推しの「キャンパスダイアリー」の実力!
「手帳は1年で使い切る」のは過去の話。 コクヨのジブン手帳は「一生使える」仕掛けや工夫と独特なフォーマットで、日常生活のあれやこれやを整理整頓してくれる。 さらに、圧倒的知名度を誇るノート界の王様キャンパスノートのDNAを受け継いだキャンパスダイアリーは抜群の安定感で日々のタイムマネジメントをシンプルにアシスト。 そんな人気の手帳たちを世に送り出す老舗メーカーコクヨさんにお話しを伺った。
お話を伺ったのは…佐藤祐子さん 服部慎吾さん
2002年入社。ここ数年は休暇が取れるとタイへ飛び、食べ歩きや雑貨探しの旅を満喫。そんな記憶や記録をしっかりと積み重ねるため、今年からコクヨの野帳(※1)でイラスト付き日記デビューを果たした。「日々がこんなにもたくさんの出来事であふれている! ことを再発見する今日この頃です。」
2024年入社。趣味は散歩で、道中で見つけた面白い看板や落とし物を記録している。現在、とある検定の合格を目指して勉強中。コクヨのルーズリーフやバインダー、「本に寄り添う文鎮(※2)」などを駆使する中で、自分自身がユーザーであることを改めて実感し「文具の魅力をより多くの人に伝えるべく活動を!」と奮闘中。
ジブン手帳とは?
コンセプトはLOG YOUR LIFE。ジブン手帳の1番の特徴は「1年で終わりではなく 一生つかえる手帳」。
むむむむ……最初から英語だし「一生つかえる」という手帳のセオリーをひっくり返す文言に少々ビビりつつお話を伺ったのは5月のこと。
ところが詳細をお聞きするうちに「我ながらGoodなタイミングでご紹介できるかも」と、自画自賛のニヤニヤが止まらなかった。手帳デビューには中途半端な時期ではあるが、一生使える! のだから「もう遅い」なんてことはない。しかも4月始まりのフォームもあるとのこと。
それでは、ジブン手帳のファーストキットスタンダードをご紹介しよう。
「DIARY」「LIFE」「IDEA」の3冊セット
ジブン手帳の1冊目「DIARY」は日付が入ったスケジュール管理用。この1冊の中には贅沢なことに3種のフォーマットが含まれている。まずはおなじみのカレンダータイプのマンスリーと写真の見開き1週間のバーチカル。
服部さんは「バーチカルが24時間になっているのが特徴です。通常8時から23時というものが多い中、働き方や暮らしの多様化が進み、朝活をする人もいれば泊まり勤務や夜勤、在宅などさまざまなライフスタイルにも合わせられる仕様になっています。日の出と日の入りが色で示されているのですが、これはライフスタイルが多様化する一方、監修者であるクリエイターの佐久間英彰氏の『人間は太陽とともに生活するのが大切』という考えを共有するためです。」と胸を張る。
そしてもう1つ。独特なのは、この2か月分が見渡せる月間プロジェクト。ビジネスや習い事などの進捗を俯瞰するのに2か月というのはとてもいい。
対して別冊の「LIFE」には「座右の銘リスト」「パスワードヒント集」などが収められ、もう1冊の「IDEA」はノート仕様となっている。「DIARY」と合わせた3冊でジブン手帳は1セットとなる。
つまりは、年や年度が変わっても「DIARY」だけを差し替えれば、他の2冊は「一生つかえる」というわけ。
ジブン手帳Biz
ここで佐藤先輩のBizが登場。スタンダードよりもカラー抑え目、渋めのでカッコいい。「仕事用にジブン手帳Bizを使っています。月間のページでは全体把握をし、週間のページではスケジュールよりもToDoリストとして活用しています。イベントの開催やリリース出し、メディアへのアプローチなど広報としての業務を24時間ある時間軸の『睡眠中の時間』も活用して記入しています。」
そしてよく見ると先輩の手帳には大き目のふせんが。
「何週かに持ち越してしまう案件は、このノートふせん(※3)に書いて、また次の週に貼りなおしています。ちょうどいいところで折れ曲がるのがいいんです。手帳のいいところ? ToDoを達成してにチェックを入れる時の爽快感でしょうか(笑)完了した時の気持ちよさを味わいたくて、ずっと手帳を使っています。」
根強い人気のキャンパス!
対して、コクヨ2年生の服部さんが愛用中なのはキャンパスダイアリー。
おなじみの威圧感の無いおだやかな色味の罫線と、少し厚めの紙に安心感を覚える。初心者にはハードルの高いバーチカルタイプでさえ、誰もがよくご存じのキャンパスにかかれば「これならできるかも!」と思える。やはり老舗メーカーの強みは誰もが一度は使ったことがある、という幼なじみのような気やすさなのかも。
ここで服部さんご自身の使い方について聞いてみた。彼は一番小さなB6のマンスリーを愛用中。「基本的にスケジュール管理です。プライベートの予定を赤い線で目立たせたり、あまり仕事の予定はここには書きませんが、大きなイベントなどは書き込んで黄色オレンジで線を引いています。、1か月が終わったときにちょっとした振り返りも書いていますね。」
そんな服部さんをチラリと見ながら「彼はデジタル日記をつけているんですよ!」と佐藤さんが教えてくれた。
「アイデアの書き溜めですね。まあ、日記というよりはメモに近い感じで、いいなと思った表現とかアイディアなど『いつか使えるかもしれないな』と思えるものをフラグ分けして残しておいて、文章を書くときにここから『いい表現ないかな』と探して使う……ネタ帳ですね(笑)」
デジタル併用派にも、キャンパスダイアリーの薄さ、軽さ、親しみやすさには最適。
「デジタルでスケジュールを職場や家族と共有している」人が「ちょっと書いてみようかな」と手にするには、やっぱり気心が知れた旧知のキャンパスが1番!
「またよろしくね!」と、懐かしいキャンパスの表紙をめくると、昨日会った人のことや、今日やらなければならないこと、明日のタスクが次々に思い出されて、きっとスラスラとペンが進むだろう。
気になる!コクヨ文具たち
◆ジブン手帳ファーストキットスタンダード https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/jibun_techo/lineup/
◆ジブン手帳Biz https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/jibun_techo/lineup/biz.html
◆キャンパスダイアリー https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/campusdiary/
※1 野帳 https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/fieldnote/business/
※2 本に寄り添う文鎮 https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/yorisou_bunchin/
※3 ノートふせん https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/note-husen/
みやむらけいこ/ライター