かながわ脱炭素大賞に あやせ環境ネットワーク
綾瀬市の市民団体「あやせ環境ネットワーク」(伊澤義一会長=人物風土記で紹介)が、県主催の「第1回かながわ脱炭素大賞」を受賞した。17年におよぶ活動が評価されたもので、1月11日に横浜市で表彰式が開かれる。
この賞は脱炭素に関する優れた取り組みを行った個人や事業者、学校等の功績を称える表彰制度として創設された。普及・促進やユース部門など、5部門と知事特別賞があり26者を選出した。
普及・促進部門で受賞した同ネットワークは環境負荷のない暮らしの実践などを目的に2008年に設立。23人のメンバーが所属し、自然環境や生活環境、地球環境など4つのプロジェクトチームで活動している。
宮ケ瀬ダムの見学会を企画して水資源確保を学び、高座清掃施設組合リサイクルプラザを見学してごみ減量について考えたことも。地球温暖化対策と省エネを学ぶため子ども向けの「グルメでエコな料理教室」も開いている。これまで主催したイベントには約2400人が参加した。
県は2050年の脱炭素社会実現を目指しており、2030年までに温室効果ガス排出を2013年比で半減させる中期目標を掲げている。