佐野ラーメンが有名な栃木県佐野市の「一風堂」で意外過ぎる店舗限定メニューを発見 / 願いが叶いそうな見た目と味に衝撃を受けた
一風堂といえば福岡発祥のラーメンチェーン。博多ラーメンを世界に広めた立役者と言っても過言ではないだろう。伝統的な製法をベースにしながらクセが少なくまろやかな味わいが特徴で、子供や女性でも食べやすいと評判だ。
そんな一風堂では、特定の店舗でしか味わえない “限定メニュー” がある。たとえば、フランス・パリの店舗では「茸香るベジ麺」なる謎メニューが提供されていたらしい。
今回ご紹介するのは、ラーメンシティとして名高い栃木県佐野市の店舗で見つけた限定メニュー! 佐野市といえば「佐野ラーメン」が有名だが、一風堂はあえて全く違うスタイルで勝負したようだ。
・一風堂の店舗限定メニュー
2024年11月から栃木県佐野市の「一風堂 佐野高萩店」で店舗限定レギュラーメニューとして登場したのが……「佐野タンメン」である!
・佐野ラーメン
ちなみに地元名物の「佐野ラーメン」は、青竹手打ち麺に透明感のある醤油スープが特徴のシンプルなラーメン。具材もチャーシュー、ネギ、なると、メンマとスタンダードなものが多い。いわゆる昔ながらの醤油ラーメンをイメージすれば良いだろう。
・具沢山
しかし一風堂の佐野高萩店限定メニュー「佐野タンメン」は……具沢山のボリューム満点の塩とんこつラーメンとのこと。あえて全く違うスタイルで勝負したと考えるのが妥当か。もしかしたら佐野ラーメンを食べまくっている地元民向けのメニューという可能性も。
・ラーメン屋の圧倒的な数
と言うのも、佐野市内には150店を超えるラーメン店があって、人口あたりのラーメン店舗数は全国でも1、2を争っている。コンビニよりも圧倒的にラーメン店の方が多いのだ。犬も歩けばラーメン屋に行き着くレベル。
そんでもって、都内から日帰りできる距離なので、週末ともなれば行列を作る人気店も少なくない。あっさり系だから食べ歩きにも向いているのだ。
・野菜ガッツリ系
そんな流れの中で、一風堂が同じ土俵で真っ向勝負をするよりも、誰も予想していないタンメンを提供した方が個性が出ると考えたのではなかろうか。似たような特徴のラーメン店がたくさんある中で、野菜ガッツリ系のタンメンはやはり目立つ。
前置きが長くなってしまったが、佐野市の限定メニューがタンメンなのは「ラーメンシティで埋もれないための作戦」と考えると面白い。
・願いが叶うかも
ご飯付きで超ボリューミー。特製だし醤油に漬け込んだ卵黄は鮮やかで、もはやドラゴンボールのような色をしている。願いが叶いそう。
それはさておき何度も言うように、この野菜たっぷりのボリューム感は地元ではなかなか珍しい。麺はいつもの一風堂よりももちっとした食感。スープをよく吸うタイプだ。
言わずもがな卵黄を混ぜるとまろやかなコクが加わり、野菜のシャキシャキ感や塩とんこつスープの旨味とマッチする。
食べ進めるうちに野菜や豚バラ肉の旨味が押し寄せてくるのだ。厳密には違うのかもしれないけど、ほぼちゃんぽんだ。この場所でこの味だから面白い。
ちなみに価格は白ごはん付きで890円。1杯1000円を超えるラーメンも珍しくないのでコスパは高いのでは。食べ歩きにはオススメできないボリュームだが満足度は高い。一風堂ファンだけでなく、多くの方に試してもらいたい一品である。興味があればぜひ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:一風堂 佐野高萩店
住所:栃木県佐野市高萩町468-1
時間:11:00〜21:00
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.