不動丸小5年1組 「ゆるスポ」で地域に恩返し 保育園児や高齢者と交流
不動丸小学校5年1組の児童が2月13日、自ら考案した「ゆるスポーツ」で地域の保育園児や高齢者と交流を深めた。交流は、児童らの「地域に恩返しがしたい」という思いを形にしたものだった。
誰でもできる〇〇
交流は総合的な学習の授業の一環で、同クラスの児童らは、登下校の見守りやPTA活動などで普段から助けてもらっている地域の人たちと交流する場を設け、「恩返し」することを決めた。
児童らは、地域には多様な人たちが住むことを意識し、「誰でもできる〇〇」をキーワードに「〇〇」の内容を検討。年齢や性別、障害の有無などに関わらず誰でも楽しめる「ゆるスポーツ」というものがあることを知り、「〇〇=スポーツ」に決定。夏休みの間に各自でゆるスポーツのアイデアを考え、最終的に5つに絞りこんだ。
同クラスが考案した「ゆるスポーツ」は、各人の誕生日の数字を足しながら50に近づけていく「バースデートレイン」や障害物を避けボウリングのようにボールでピンを倒す「ターゲット9」など。交流当日は、午前と午後に分け、午前中は太陽の子白根保育園の園児と、午後は白根地域ケアプラザで高齢者と各3種目ずつを行なった。港北区から参加した伊藤薫さん(71)は「非常に楽しかった」と大満足の様子。旭区在住の70代女性は「頭を使うゲームが多く、子どもたちが一生懸命考えてくれたのが伝わった」と感心した。
一方、児童らは「緊張したが、園児たちの笑顔が見れ、楽しかった」(廣瀬颯将さん)、「『もっとやりたい』という声もありよかった」(山田幹太さん)と手応えを感じた様子。「ルールが少し難しかったかも」(澤口優菜さん)、「少し声が小さかったので、次はしっかり準備したい」(古屋晴子さん)など反省点も上がった。