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親子で楽しい休日の冒険へ!ダム湖を見下ろす自然豊かな山上公園『兵庫県立一庫公園』 川西市

Kiss

人里離れた兵庫の山中に豊かな自然の風景を親子で楽しめるスポットがあることをご存知ですか?

秋の紅葉の様子 

その名も『兵庫県立一庫公園』(川西市)。川西市と大阪府との県境に位置しており、一庫(ひとくら)ダムによって生まれた知明湖と緑豊かな自然風景が特徴的な山上公園です。

入り口の橋は2つありますが、車での入場は「知明りんどう橋」側からのみ可能なのでご注意

「神戸・西宮・尼崎」方面からは車で国道171号から173号を通って入場できます。

「丘の駐車場」入り口 駐車74台まで 駐車料金は全て無料で嬉しい♪

敷地内に入ると緑あふれる山の景色がお出迎え。こちらの公園を含む周辺区域は「猪名川渓谷〈自然公園〉」に指定されているそう。「自然公園」とは県によって特別に指定された公園のことで「日本のすぐれた自然風景を守り、学びを得られる自然地帯」と定められています。

「丘の駐車場」から歩いてすぐの場所にある「ネイチャーセンター」

街中にある公園とはスケールも規模も大違い!山を丸々公園化したような一庫公園ですが、散策コースを初め、様々なゾーンが設定されているそう。

公園内地図

今回筆者は休日に親子連れで賑わうという「丘のゾーン」を訪れてみました!

色んな遊び方ができそうなアスレチック付きの滑り台 ここだけでも一日中遊べそうですね

まず向かったのは「森の遊び場」。子どもが思い切り遊べる大型遊具が設置された広場です。

広場周辺には複数のベンチが設置されている為、大人が見守りながら休むことができます

この日は平日の為人はほとんど見られませんでしたが、休日は多くの子供たちの歓声が聞こえているそう。

「森の広場」思わず寝転びたくなる、広々とした原っぱが特徴です

続いて向かったのは「森の広場」。清々しい自然の空気を胸いっぱいに吸い込めば、いつもより近く感じる空と山の景色に非日常を感じられますよ。

休日の様子 日差しが強い日は、自前のテントを立てて休息を取る親御さんも多いんだとか

ここで余談ですが、個人的に筆者が嬉しかったポイントは「トイレの綺麗さ」!最近改修されたばかりだそうで、自然の多い環境でも、整った設備が利用できるのは安心ですね♪

この「とにかく長ーい!」階段を上った先が、「見晴らしの丘」です

最後に訪れたのは公園の見所のひとつでもある「見晴らしの丘」。「森の広場」手前の道にある階段をひたすら、上へ上へと登っていきます。

「見晴らしの丘」からの風景

やっとの思いで階段を登り切った丘からの景色は圧巻!街の喧騒から離れて味わう体験はちょっとした冒険気分を味わえます。そして、丘のさらに上にある展望デッキまでの階段を登ればダム湖までを一望できるそうです。今回は残念ながら筆者の体力不足で登りきれませんでした…。

公園内で見かけた「ドングリ」一庫公園が守っている大事な「木」から落ちてくるものだそうで…

ここまででも十分に楽しみの詰まった『一庫公園』ですが、自然公園の役割として“ある特別な取り組み”も行われています。その秘密が駐車場裏手の斜面にあるとのことで、スタッフさんに案内してもらいました。

「丘の駐車場」裏手にある台場クヌギの植林地帯 中学生ボランティアと協力して植えられたんだとか

その取り組みとは「台場クヌギの植林」のこと。

敷地内の台場クヌギの伐採と炭焼きの様子 炭焼き体験は毎年12月頃にHPで参加者を募集しています

スタッフさんによると、かつてこの周辺には「台場クヌギの雑木林」が多く存在し、室町時代から続く「炭の産地」として栄えていたそうです。作られた炭は茶席などで利用する「特別に上質な炭『一庫炭』」として重宝され、現在も川西の特産品になっています。

「一庫炭」の魅力と伝統を伝える為に、炭や手作りグッズの販売・制作体験なども行っています

「伐採と植林」を通して、山の木々を循環させる役目も果たしていたという「炭作り」。現在は担い手が少なくなってはいますが、山を想うスタッフさんたちによって、大切に伝統が守られているのだとか。

11月の「湖畔の道」の様子 黄色く色づいているのが「台場クヌギ」の林です

広い敷地内を駆け巡りながら自然を学ぶ楽しさも味わえる「一庫公園」。景観の魅力だけでなく、自然と人の関係性を知る機会もあり、豊かな時間を過ごすことができました。親子で休日の冒険を楽しみたい方は是非、足を運んでみてください!


場所
兵庫県立一庫公園
(川西市国崎字知明1-6)

開園時間
9:00~17:00
(5月1日~8月31日の間は18:00まで)

休業日
12月29日~1月3日

問い合わせ
072-794-4970(受付時間 9:00〜17:00)

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