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みそぎ橋 今年度から3年かけ補修 総工費約1億6000万円

タウンニュース

朱色の欄干が映える「みそぎ橋」

森戸海岸と森戸大明神(葉山町堀内)をつなぎ、森戸川河口にかかる「みそぎ橋」が2025年度から27年度にかけ、補修される運びとなった。橋脚の補強や、さびを落としての塗り替え、ひびの修復などを行う。葉山町は総工費を1億6230万円と見込む。

現在のみそぎ橋は1962年に完成した鉄筋コンクリート製で、橋長22メートル、幅員3・4メートル。鮮やかな朱色の欄干と青銅の擬宝珠(ぎぼし)が取り付けられ、90年に「かながわの橋100選」に選定されている。

補修は老朽化の激しい橋脚に巻き付けてある鋼板の取り換えからスタート。25年度と26年度に一カ所ずつ行い、27年度は橋げたのコンクリート部分の表面保護などを実施する。工事は渇水期の11月から5月までの間しか神奈川県から許可が下りず、まとめて実施した場合、工期に間に合わないことが予想されるため、3期に分けて行う。

前回補修工事が行われたのは95年度。この間、2015年と23年に点検を行い、老朽化が認められたことから今回の補修が決まった。

鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』によると、森戸の海浜は霊所と定められ、事あるごとに、祓いやみそぎが行われていた。こうした故事からこの海辺では「みそぎ」が盛んに行われ、神社から海辺に通じるこの橋を「みそぎ橋」と呼ぶようになったと伝えらている。森戸大明神の禰宜・守屋隆広さんによれば、現在の橋より以前には木造の橋が架かっていたが、いつかけられたものかは記録に残っていないという。

臨御橋はまだ未定

町内の橋では葉山御用邸前にある「臨御橋」の改修も待たれる。町産業振興課によれば既に設計に入っているが、県との協議がまだ終わっていないという。町が呼びかける臨御橋架け替えプロジェクトに対し、24年12月末までに約2億4000万円の寄付金が集まっている。

さびつきが激しい橋脚

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