吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【数十年ぶりの両トロコン:第1回】
テーマは「数十年ぶりの両トロコン」。以前はガチンコでトロロをやりまくったらしいが、近年はとんとご無沙汰だった吉田。果たして人並み以上に釣り込むことはできるのか。舞台は両トロコンに最適な神奈川県厚木市にある厚木へら鮒センターだ。
厚木へら鮒センターへ
吉田康雄
「せっかく両トロコンなので、できれば魚がワキワキの釣り場でやりたいですね」
お好きなように!釣り場は吉田に任せるよ。
吉田康雄
「であれば厚木へら鮒センターはいかがでしょうか。あそこなら水面が真っ黒になるほど魚が湧いてきますから」
厚木かぁ。確かにあそこならワキワキだぁ。
吉田康雄
「実のところ、直近で厚木さんにはよく通ってたものですから」
知ってるよ。マルキユーM-1カップ準決勝でしょ?確かトマ(都祭インストラクター)が優勝だっけ?
吉田康雄
「はい」
で、吉田はどうだったの?
吉田康雄
「何とか無事に通りました!あとウッチーも通過しましたよ」
おー、それはめでたいね。担当記者としては鼻が高いよ(笑)。
まあでも、まだ準決だろ。本番はいつだっけ?
吉田康雄
「ファイナルは8月末の二日間で椎の木湖さんです。関口さんも応援に来てくださいよ!」
やだね(笑)。そんな暑い時に。それに大会取材は担当じゃないしね。
吉田康雄
「そうですかぁ、それは残念だなぁ。トーナメントモードのボクをお目にかけられる絶好の機会だったのに」
うん、あまり興味がないから遠慮しとくよ。
吉田康雄
「そうくると思ってました(苦笑)」
体が覚えている?
まあでもそれだけ厚木HCに通ったのなら、もはや池のことは知り尽くしている感じだね?
吉田康雄
「どうでしょうか。ただ両トロコンの舞台としては悪くないと思いますので楽しみで仕方がないです」
でもやるのは数十年ぶりなんでしょ?
吉田康雄
「正確には二代目とろ選の美緑が発売になった時にいちおう触れはしましたが、本格的にやるのは久しぶりです」
大丈夫かい?
吉田康雄
「昔は結構やりこんだので、おそらく体が覚えていると思うのですが」
期待してるよ!
大池南岸で竿8尺
6月22日(日)、6時30分開門前に到着。例会組はゼロで、場所は選び放題だった。
気がかりなのが強風だ。未明からの風で高速道路を走っていてもフラフラとハンドルを取られるほどだった。これでは南向きの釣り座はほぼ全滅。北向きしか選択肢はない。また北向きであっても池の中央付近は風が吹き抜けており、時に白波が立つほど。そこで垣根が風を遮ってくれる大池南側のコイ池寄りに釣り座を構える。
大池ということはタナ規定ありのほうだね。
吉田康雄
「はい。タナ規定なしの小池と比べて多少は難しくなると思いますが、まあどうにかなるでしょう。いえ、どうにかしてみせます!」
自信満々の吉田が継いだのは飛天弓・皆空8尺竿。そもそもこの強風では中途半端に竿を伸ばすより、手返し重視のほうが効率がよくまた風に対しても有利だ。タナは規定どおり1m狙いで、ことウキ下に関しては取材終了まで終始固定だった。
さて、問題はエサ作りだね。
吉田康雄
「そうなのですが念のため、基エサに関しては昨夜自宅で作って練習してきたんです」
なんだ、そうなの。じゃあ現場作りはなし?
吉田康雄
「いえ、ここでも同じように作って、出来上がりに差がないか確認するつもりです。それに作ってきたぶんだけでは足りないでしょうから」
なるほどね。じゃあ、よろしく頼むよ!
トロロエサは基エサのでき次第とも言われるほど重要なファクターだ。果たして吉田は練習の成果を発揮することができるのか!?
次回も「数十年ぶりの両トロコン」です。
<週刊へらニュース伊藤さとし/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース』2025年7月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。