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【熊本市西区】空に近い場所でお蕎麦を食べる、天空のお蕎麦屋さん「蕎麦処 廣嶋屋」

肥後ジャーナル

【熊本市西区】空に近い場所でお蕎麦を食べる、天空のお蕎麦屋さん「蕎麦処 廣嶋屋」

毎年7月に「頓写会」で賑わう本妙寺。昨年の記事はこちら↓ https://higojournal.com/archives/tonsyae-2.html この、本妙寺への長い階段を登った所にあるお蕎麦が絶品の「廣嶋屋」(ひろしまや)でお蕎麦を頂いて参りました。

今回は車で登りました!

お腹が空いてるし暑いしで、本妙寺の階段を登るのは本日はパス。熊本玉名線を本妙寺の階段に沿って車で上がってゆきます。道に「廣嶋屋」の案内がありますので、すいすいっと登ってゆき、こちらの看板より右折します(下から上がってきた場合)

本妙寺内に駐車場がありますので、そちらに停め、

拝殿を通り、

すぐ下に「廣嶋屋」があります。

夏を見下ろして、くつろぐ

少し前まで、階段は結構登ったりしていたのですが、「お蕎麦屋さんがあるって全然気が付かなかった!」と思ったら、

お宿は昔からですが、蕎麦は始めて3年程ですとの事。この日は平日でしたが、お客さんもたくさん居られました。

夏は生きているだけで、「ふぅふぅ」。階段も登っていないのに、どっこらせ、と和室に座ります。

この眺め、空気感、唯一無二のお蕎麦屋さんです。

メニューのすべて

どどっとメニューをご紹介してゆきます。「蕎麦御膳」。他のお客様が召し上がっていらっしゃったのが、とっても美味しそうだったので、こちらを注文しました。

温かい蕎麦、冷たい蕎麦、それぞれ。

それと、「花まきそば」に「南関いなり」も注文しました。

お酒類もあります。外国の方がハートランドを飲んでいらっしゃったのが、とっても美味しそうでした!

蕎麦御膳

まず初めに小鉢。季節の小鉢二種と手作りのお漬物、そして南関いなりです。これだけで満足感が半端ないです。

こちらはアジ!生姜やおネギと共に食べるアジはぷりぷりで、熱くなった体に染み入る美味しさです。お蕎麦屋さんでこんなに美味しいアジと出会えるなんて驚きでした。

そしてこちらは豚の軟骨。こりこりなのかなぁと思って食べたら、噛まなくていいくらいに口の中でとろけてしまいました。 お蕎麦にたどり着く前にこんなに満足できるって感動~なんて言いながら食べていましたら、

天ぷらがあるのを忘れていて、更に感動!忘れるってたまにはいい事もあるんですね。 季節のお野菜の天ぷらです。見た目も芸術品のように美しい…。

お塩を付けてサクサクを食べ、その後蕎麦のつゆを付けて食べても美味しいですよ、と教わりました。サクサク、ざっざ、とお野菜の美味しい所が最大限に生かされた天ぷら。自分では絶対に出来ないので、幸せを噛みしめました。

お蕎麦登場~!

毎日朝から手打ちされているお蕎麦は十割蕎麦。どっしりとした重さと歯ごたえで、まだ食べ始めたばかりなのに、「絶対また来よう!」と話す程です。

そば湯が運ばれてきて、おつゆに足して、ゆっくりといただきます。

そしてそして、昔ながらのどっしりとした固めのプリンがデザートとして運ばれてきました。お蕎麦屋さんなのに、何から何まで絶品で、そしてお時間的にも、まるでコース料理みたいに堪能して、これで2000円はリピート間違いなしだなぁと!

窓の外の石灯籠(いしどうろう)を眺め、満たされたお腹でゆっくりとします。こちらの本妙寺では700の石灯籠があり、その風景は圧巻です。

花まきそば

あたたかいお蕎麦に海苔が乗った花まきそばです。

暑い日に熱いお蕎麦もいいですよね。どちらにしようか、毎度かなり悩みます。

こちらの南関いなり。甘さ控えめで程よい硬さのお米が、蕎麦の途中に食べるにはぴったり。

わさびがたっぷりと入っているので、一気に混ぜて食べるとつんとしすぎるので、少しづつ混ぜていってくださいね、と言われました。

有明海の海苔がとろけて蕎麦に絡みます。お蕎麦はもりそばよりも細く、つるつると口の中に入ってきます。海苔、わさび、お出汁、全てが美しいバランスで器の中を彩っていて、どんどん無くなってしまうのが切なくなってきます。

まとめ

お席は奥がお座敷。

入口付近がテーブル席となっております。

純和風の店内も素敵ですし、そこから見える風景も変わらぬ熊本でありながら、はるばる旅行へやってきたような気分になります。

拝殿の前の蓮の花が夏に向けてまっすぐと空へ伸びています。 階段を登らずとも、車でぴゅいーっと行けますので、是非青空に近い場所「廣嶋屋」で美味しいお蕎麦をいかがでしょうか?

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