もう勘弁して!「職場MTGのストレス」何に感じる? 2位は結論が出ないこと。納得の1位は…
そのMTG、ダルくない?
忙しい日々の業務中、無駄な会議やミーティングが差し込まれると「それ、私が出る必要あります?」とイラつくことも正直ある。そんな気持ちを抱えているのは私だけじゃないようで…。
株式会社エミリスでは仕事をしている436人に「ミーティング」に関するアンケート調査を実施。その結果から、社会人の叫びが聞こえてきました。
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MTGで感じるストレス、2位は「結論が出ない」
ミーティングの実施形態や理想的なミーティング時間など様々な項目の中から、「ミーティングで感じるストレス」を見ていきましょう。
5位 意味がないと感じる
4位 無駄な時間がある
3位 話し合いにならない
2位 結論が出ない
1位 時間が長い
わ、わかる…! 5位と3位に寄せられている意見はほぼ同じ。
「書類に書いてあることをただ読むのは、時間の無駄(20代・女性)」「報告くらいで意見を出す人もあまりいないため、やっている感を出しているだけ(50代以上・女性)」
「レジュメを読むことしかせず、解決方法を議論しない(20代・男性)」「特定の人がひたすら話すだけになる(50代以上・男性)」と、わざわざ時間を割いて集まる意味があるのか疑問を持ってしまうようです。
4位と2位へのコメントはちょっと耳が痛い。
「いつもふざけて終わっているイメージ。やるならばちゃんとやって欲しい(30代・女性)」「世間話をしている時間が長すぎる(20代・男性)」「雑談や愚痴などで盛り上がり論点がずれてしまう(40代・女性)」
よかれと思ってやっているアイスブレイクタイムも、人によってはストレスになっているようでした。ですが、それが嫌がられてしまう原因は、1位である「時間が長い」せいではないでしょうか。
「定時を過ぎても続くことがある(20代・女性)」「段取りが悪く必要以上に長いとイライラします(50代以上・男性)」
結局、これなんですよね。仕事に人生を捧げていた昭和や平成初期とは違い、令和の今はワークライフバランスを重視する風潮になり、残業よりも効率的に働くことができる時代。無駄に長い業務はミーティングじゃなくても避けたいですよね。
ミーティング主催側はどうしてる?
ではミーティングを主催する側はどういったことに注意しているのでしょうか。実際に、身近の働く女性に聞いてみました。
「私も無駄なミーティングは嫌いなタイプなので、時間前には必ずアジェンダを作成しています。ただ進行するだけにはならないよう事前に共有し、それぞれが担当した案件に対しての所感や意見を話せるようにしてもらっています」(45歳・女性)
「ミーティングでは意見を述べるリーダータイプと、聞くだけの受け身なタイプに分かれてしまいがち。後者が不満を抱えないよう、また暇を感じないよう、なるべく話を振るようにしていますね」(43歳・女性)
「雑談を嫌がられるケースもあるというアンケート結果を見てショックを受けました…。業務の振り返りや目標だけを話してサクッと終わってしまうのは寂しくないのでしょうか? うちはリモートがメインで集まる機会も少ないため、雑談をするように心掛けていました。今後、雑談をする際は別途、自由参加で機会を設けるなどしようかと思います」(50歳・女性)
「好んでは誰もやりたがらない中間管理職の立場からすれば(苦笑)、『そうだよね、その通りだよね、ごめんなさい』という同調と反省の気持ちでいっぱいです。
じゃあ、どうするかって? 本音を言わせてもらえば、受け身で嘆くばかりではなく、ミーティング参加者の誰もが当事者意識で“自分たちの職場にあった改善策”を考えるのが大事なんじゃないの? って思いますね。
他人の意見を聞かない“昭和のおじさん上司”なんて役職定年ゾロゾロでもはや絶滅危惧種に近いわけで。不満があるならその理由と改善案を提示し合いましょうよ、って感じです」(47歳・女性)
理想的な時間、2位は「10分」!?
一方で、「ミーティングは必要だと思うか?」という質問には「とても必要」「まあ必要」と答えた人が合計68.6%となっており、会議自体は必要だと考えていることがわかります。
また、「理想的なミーティングの時間」の1位は30分! 53.5%の人が望んでいるという結果に。そして2位は10分(25.7%)…。
さすがにこの時間でまとめるのは相当な技術が必要そうですが…集中力を高めて一気に仕上げてしまいたい人が多いということでしょうか。ちなみに1時間は3位で17.2%でした。
ただし、案件や開催頻度、人数によってもだいぶ異なるのでアンケート結果を鵜呑みにしすぎるのはちょっと危険かもしれません。
ないと困るけど、頻繁にあっても困るミーティング。主催する側も招待される側も、快適なビジネスライフを送りたいですね。
(編集MS/コクハク編集部)
■調査概要
調査対象:お仕事をしている方
調査期間:2024年11月1日~15日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:436人(女性268人/男性168人)
回答者の年代:20代 17.4%/30代 34.5%/40代 27.5%/50代以上 20.6%
※株式会社エミリスの調査結果より一部引用