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トキ鉄10月から運賃改定 平均18%値上げ

上越妙高タウン情報

えちごトキめき鉄道の運賃が今年10月1日から平均18%値上げされることになりました。値上げは5年ぶり2回目で、初乗り運賃はいまよりも30円高い220円になります。

えちごトキめき鉄道 平井隆志 代表取締役社長
「利用者に負担をかけることとなる。心苦しい」

これは12日に開かれた、えちごトキめき鉄道の記者会見で明らかになりました。値上げされる運賃は普通、定期ともに平均18%です。初乗り運賃は、190円から220円になり30円、値上がりします。また通学定期は直江津から高田の場合、6か月が2万2360円から2万6400円になり4040円、通勤定期は3万7920円から4万4740円になり6820円、それぞれ値上がりします。

また、他社の路線との乗り継ぎ割引は普通運賃と通勤定期がなくなります。一方、通学定期は継続します。

値上げの理由は人口減少に伴い、利用者が減っていることや、エネルギー価格の高騰などを受け、厳しい経営が続いているためです。1日に利用する人の平均はコロナ禍前、1万600人ほどでしたが、去年の上半期は9800人ほどで、およそ800人減っています。利用者は今後も減る見込みです。また収益から経費などを差し引いた純損益は今年度、2億9600万円の赤字で赤字は3年連続になる見込みです。

えちごトキめき鉄道 平井隆志 代表取締役社長
「昨今の特にコスト面の増加や人口減少による利用者の減少。さまざまな要因が重なり今の状況のまま経営を続けるのが難しい」

値上げは5年ぶり2回目で、3年前に発表した計画に基づき行なわれます。一方、値上げ幅は当初、20%を予定していましたが、わずかに減らしました。また、値上げの開始時期を4月から10月に遅らせます。トキめき鉄道では値上げにより、年間およそ7200万円の増収を見込んでいます。

えちごトキめき鉄道は来月14日で開業10周年を迎えることから、節目の記念イベントなどを通して鉄道の魅力をアピールして利用者の増加につなげたい考えです。

えちごトキめき鉄道 平井隆志 代表取締役社長
「ことし10年。PRをするには最高のタイミング。10周年記念イベントでは、社内で特別なチームを作り、年間をかけて計画的に10周年をPRし、知名度を高め、普及啓発を図りたい」

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